いがらしみきお
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いがらし みきお(本名:五十嵐 三喜夫、1955年1月13日- )は、日本の男性漫画家。宮城県加美郡中新田町(現:加美町)出身、仙台市在住。血液型B型。代表作に『ぼのぼの』『忍ペンまん丸』など。
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[編集] 経歴
宮城県古川工業高等学校中退後、広告代理店、印刷所勤務を経て、1972年に漫画家デビュー。持ち込みに行ったが編集者が誰もおらず、そのまま置いて帰ったら雑誌に掲載されていたという。
デビュー当初はエログロ・ブラックユーモアを中心とした作風で、ディープな漫画ファンの間で評価が高かったが、1984年に休筆。
1986年に復帰第1作の『ぼのぼの』ではかわいらしい動物のキャラクターとディスコミュニケーションによる哲学的な笑いによって一般的な人気を得た。この時期、類似の動物キャラクターを使った4コマが多く書かれたほどである。
『忍ペンまん丸』で児童漫画に挑戦したのちは、絵本や東日本放送のマスコットキャラクターのデザインなどにもジャンルを広げている。なお、休筆以前の作品はダウンタウンのギャグに酷似していると言われ、松本人志は自分のギャグセンスに類似する人が居たことに衝撃をおぼえたという。
近年はホラーマンガにも挑戦しており「Sink」では高い評価を受け、その後も短編を 数作執筆している。
単行本で毎度書かれていることだが、彼が漫画家になったのは5歳のときに天の啓示で言われたからと語っており、上記の逸話からもそれはある意味正解と言える。
アニメ『まんが日本昔ばなし』の最終パートであった「飯降山」で演出と文芸を担当したこともある。
[編集] 略歴
- 1972年 - 4コマ漫画家として「エロジェニカ」でデビュー
- 1979年 - 『ネ暗トピア』で圧倒的な支持を得る
- 1983年 - 『あんたが悪いっ』で第12回日本漫画家協会賞優秀賞受賞
- 1984年 - 2年間の休筆にはいる
- 1986年 - 「ぼのぼの」連載開始
- 1988年 - 『ぼのぼの』で講談社漫画賞受賞
- 1993年 - 映画『ぼのぼの』を監督
- 1998年 - 『忍ペンまん丸』で第43回小学館漫画賞受賞
[編集] 作品リスト
[編集] 漫画作品
- やんのかコラッ(白夜書房)
- しこたまだった (白泉社)
- かかってきなさい (辰巳出版)
- ネ暗トピア(竹書房)
- あんたが悪いっ(実業之日本社)
- 熱烈ギャグ噴射だっっ(白夜書房)
- 家宝(一水社)
- さばおり劇場(講談社)
- ぼのぼの(竹書房・まんがライフ・まんがくらぶ)
- BUGがでる(竹書房)
- 3歳児くん(スコラ)
- のぼるくんたち(講談社)
- いがらしみきお自選集(竹書房)
- 忍ペンまん丸(スクウェア・エニックス・少年ガンガン)
- たいへん もいじーちゃん(角川書店)
- ガキおやじ(講談社)
- Sink(竹書房)
- フンティーとレポンちゃん(竹書房・まんがライフオリジナル)
- ペケペケペケル(ポプラ社・プレコミックブンブン)
- ひとねこペネ(竹書房・まんがライフオリジナル)
- 日々のわざをなし終えて(小学館・ビッグコミック増刊号)
- かむろば村へ (小学館)
[編集] 絵本
- ぼのぼの絵本 ツワイオのこと(竹書房)
- ぼのぼの絵本 クリスマスのこと(同)
- ぼのぼの絵本 かわいそうのこと(同)
- ぼのぼの絵本 メガネヤマネくんのこと(同)
- ぼのぼの絵本 大きいのこと 小さいのこと(同)
- 忍ペンまん丸ゲームランド1 ペンギンにんじゃたんじょう!!(スクウェア・エニックス)
- 講談社のテレビ絵本 忍ペンまん丸 1巻~(講談社)
[編集] エッセイ
- IMONを創る(アスキー)
[編集] パソコンソフト
- ぼのいじり(バンダイビジュアル)
[編集] ゲーム
- ぼのぐらし(アミューズ)
- 忍ペンまん丸(スクウェア・エニックス)
[編集] アニメ作品
- ぼのぼの(1995年4月20日 - 1996年3月28日 テレビ東京系)
- 忍ペンまん丸(1997年7月5日 - 1998年3月28日 テレビ朝日系)
- 飛び出せ!ぐりりの大冒険(2005年9月3日 東日本放送)