PRIDE.33

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

PRIDE.33 "THE SECOND COMING"
イベント詳細
シリーズ	PRIDE（ナンバーシリーズ）
主催	DSE
開催年月日	2007年 2月24日
開催地	アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス
会場	トーマス&マック・センター
開始時刻	午後6時（PT）
試合数	全9試合
入場者数	12,911人^[1]
入場収益	2,033,098USドル^[1]
イベント時系列
PRIDE 男祭り 2006 -FUMETSU-	PRIDE.33 "THE SECOND COMING"	PRIDE.34

PRIDE.33 "THE SECOND COMING"（プライド・サーティースリー "ザ・セカンドカミング"）は、日本の総合格闘技イベント「PRIDE」の大会の一つ。2007年 2月24日、アメリカ合衆国、ネバダ州ラスベガスのトーマス&マック・センターで開催された。

[編集] 大会概要

本大会ではジェームス・リー、トラヴィス・ビュー、ソクジュ、マック・ダンジグ、マイク・ルソー、ニック・ディアスの6名がPRIDEに初参戦を果たす。出場が予定されていた中村和裕は練習中の負傷（左膝外側半月板損傷）により、欠場となった^[2]。

第2試合のフランク・トリッグ対三崎和雄を除いてはいずれの試合もKOまたは一本による決着となった。今大会がPRIDEデビュー戦となるPRIDE初のネイティブアフリカンの選手であるソクジュはアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを試合開始23秒でKOし、白星デビューを果たした。

セミファイナルではPRIDEライト級王者五味隆典とニック・ディアスがノンタイトル戦で対戦し、試合は五味がディアスにフットチョークで敗れたが、試合後の検査でディアスが禁止薬物（マリファナ）を使用していたことが発覚し、ネバダ州アスレチック・コミッションの裁定により、無効試合となった^[3]。

メインイベントではウェルター級王者として二冠を目指すダン・ヘンダーソンが、殴り合いの末にミドル級王者ヴァンダレイ・シウバを左フックでKO。シウバがミドル級創設以来5年余りに渡って保持してきたミドル級王座が移動し、ダンが母国アメリカの地でPRIDE初の二冠王者となる。

[編集] ルールの変更

本大会はネバダ州アスレチック・コミッションの管理の下に行われたため、従来のPRIDEルールではなく、同コミッションの認可した統一総合格闘技ルールが適用された。そのため、試合時間は5分3Rとなり、また選手の体重差に係らず、グラウンド状態の相手の頭部への蹴りによる攻撃（サッカーボールキック、踏みつけ、がぶりからの膝等）は全て禁止となった。なお、頭部への肘打ちは従来のPRIDEルール通り禁止とされた。当該ルールはPRIDE.32においても同様に適用された。

[編集] 試合結果

第1試合ライト級 5分3R: ○ ヨアキム・ハンセン vs. ジェイソン・アイルランド ×; 3R 2:33 腕ひしぎ十字固め
第2試合ウェルター級 5分3R: ○ フランク・トリッグ vs. 三崎和雄 ×; 3R終了判定3-0
第3試合ライト級 5分3R: ○ ジェームス・リー vs. トラヴィス・ビュー ×; 1R 0:39 フロントチョーク; ジェームス・リーは欠場した中村和裕の代役として参戦。
第4試合ミドル級 5分3R: ○ ソクジュ vs. アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ ×; 1R 0:23 KO（左フック）
第5試合ライト級 5分3R: ○ 桜井"マッハ"速人 vs. マック・ダンジグ ×; 2R 4:01 TKO（右フック）
第6試合ヘビー級 5分3R: ○ セルゲイ・ハリトーノフ vs. マイク・ルソー ×; 1R 3:46 腕ひしぎ十字固め
第7試合ミドル級 5分3R: ○ マウリシオ・ショーグン vs. アリスター・オーフレイム ×; 1R 3:27 TKO（パウンド）
第8試合セミファイナルライト級 5分3R: －五味隆典 vs. ニック・ディアス－; 2R 1:46 フットチョーク→無効試合; 当初の裁定はディアスの一本勝ちであったが、後にディアスの薬物使用が発覚し、ネバダ州アスレチック・コミッションの裁定により、無効試合となる^[3]。
第9試合メインイベント PRIDEミドル級タイトルマッチ 5分5R: ○ ダン・ヘンダーソン vs. ヴァンダレイ・シウバ ×; 3R 2:08 TKO（左フック）; ヘンダーソンが第2代PRIDEミドル級王者となる。

[編集] 関連項目

PRIDEの大会一覧

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

^ ^a ^b Ivan Trembow PRIDE 33 ATTENDANCE BREAKDOWN MMA WEEKLY 2007年2月28日
^ PRIDE.33 - Second Coming - 中村負傷欠場。ハリトーノフが出場 BOUTREVIEW 2007年2月21日
^ ^a ^b NSAC Changes Diaz Win to No-Decision SHERDOG 2007年4月10日

表・話・編・歴 PRIDEの大会一覧
PRIDEナンバーシリーズ	1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 - 11 - 12 - 13 - 14 - 15 - 16 - 17 - 18 - 19 - 20 - 21 - 22 - 23 - 24 - 25 - 26 - 27 - 28 - 29 - 30 - 31 - 32 - 33 - 34
PRIDE GRANDPRIX	GP 2000（開幕戦 / 決勝戦） - GP 2003（開幕戦 / 決勝戦） - GP 2004（開幕戦 / 2nd / 決勝戦） - GP 2005（開幕戦 / 2nd / 決勝戦） - GP 2006（開幕戦 / 2nd / 決勝戦）
PRIDE武士道	壱 - 弐 - 参 - 四 - 伍 - 六 - 七 - 八 - 九 - 拾 - 十一 - 十二 - 十三
PRIDE男祭り	2003 - 2004 - 2005 - 2006
その他	Dynamite! / THE BEST（1 - 2 - 3）

カテゴリ: PRIDEの大会 | 2007年の総合格闘技

See also ebooksgratis.com: no banners, no cookies, totally FREE.