鉄道コレクション
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鉄道コレクション(てつどうコレクション)は、2005年から株式会社トミーテックより発売されている鉄道車両のディスプレイモデル(展示用模型)である。「鉄コレ」の通称で呼ばれている。Nゲージに準拠した規格であり、別売パーツによって簡単に走行可能なNゲージ車両に改造することができる。
※シリーズの名称は「鉄道コレクション」だが、トミーテック公式サイト内では「The鉄道コレクション」の表記も見られる。
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[編集] 概要
同社から既に発売されていた「バスコレクション」、「カーコレクション」、「街並みコレクション」等と同じく縮尺150分の1(日本型Nゲージのスケール)モデルで、これらと同じくブラインドボックス販売である。但し、車両がモデル化された一部鉄道会社では、自社の当該形式のみ中身を選べるように発売されたことがあるが、パッケージ自体は通常と同じである。
これまで同社が展開するNゲージブランドであるTOMIXはもとより、関水金属(KATO)、グリーンマックス、マイクロエースといった主要Nゲージメーカーが全くと言っていいほど手がけてこなかった、大手、地方私鉄(現在は廃線となった路線も含む)の1960年代~1990年代前後に日本全国各地で活躍した大型、中型、小型車両を各種モデル化したのが特徴。このため購買層の年齢が比較的高いと言われている。しかしながら、実際には、高い年齢層はもちろんのこと若い層、ジオラマと模型好きの女性にも好評である。鉄道模型専門誌RM Modelsには、中学生が改造したモデルも発表されている。同誌によれば若い年齢層は当時の活躍をあまり知らないがゆえに、逆に自由に楽しめることがあるという。また、価格の安さも、若年層の購入を後押ししている[1]。
車両の主なパーツ構成はプラスチック成形品による塗装済み車体、床板[2]、台車枠および車輪・軟質材によるパンタグラフから成り、玩具の手法でコストダウンが図られている。これにディスプレイ用のダミーレール[3]と封入された車両の銘板が付いた台座が付属する。
鉄道模型として扱うこともしっかりと考慮されており、Nゲージ化するための専用動力装置や走行用パーツセットも用意されている。特に動力装置はフライホイールが搭載され、Nゲージの中でも一・二を争う高い走行性能を持っており、大型、中型、小型車両に合わせた大きさの動力装置を適時用意している。このため、「本来の」Nゲージ用動力として加工・改造の上、使用する者もいるほどである。パンタグラフもTOMIXをはじめNゲージメーカー各社から発売されている細密なものに換装することができる。またTOMIXではこのシリーズの開始直前にミニカーブレールシリーズを発売しており、車両と組み合わせることでテーブルの上などの限られたスペースでも運転が楽しめるようになっている。
[編集] 製品化された車種
第1弾・第2弾では、2種類のフリーランス塗色モデル(以下フリー)と、1種類の会社を特定しない二軸貨車の2両セットが存在する。なお、このフリーにはトミーのT・O・M・Yの4文字をあしらったオリジナルの社紋が入っている。これら通常販売品のほか、鉄道会社限定の特売品や、イベントでの限定品も存在する。
レギュラーシリーズは各回とも、10種類の通常モデルと、1種類のシークレットモデルで構成されている。なお2008年現在、非電化私鉄の車両はラインナップされていない。
[編集] 第1弾
2005年11月発売。フリーの塗色は小豆色地、窓周り肌色。
- 鶴見臨港鉄道モハ100形〔15m級〕
- 同鉄道の国鉄買収後、地方私鉄へ払い下げられた後の各形式をモデルにしている。
- 日本鉄道自動車小型車〔12m級〕
- 同社が地方私鉄に納入した全長12mの電車をモデルにしている。
- 銚子電気鉄道デハ500形 デハ501 - 緋色地、窓周りベージュ。パンタグラフ側は貫通形。
- 上田丸子電鉄モハ2320形 モハ2321 - 下半分濃紺、上半分アイボリー。上記銚子電鉄デハ501の譲渡前の姿である。
- フリー・モ1032 - 上記2種と異なり、両側とも非貫通である。番号はモ1031の続番。
- 名古屋鉄道デキ100形〔12m級〕
- かつて同社に在籍した12m級の凸型電気機関車をモデルにしている。
- デキ104 - 黒地に前面警戒色(黒・黄色の縞)帯、屋根は灰色。
- デキ101 - 黒一色。
- 私鉄木造貨車ワフ+ト
- 大正~昭和初期に各地の私鉄に投入された古典的な木造有蓋緩急車と木造無蓋車のセット。
- 車番はワフ71とト4。塗色は黒一色。
- シークレット
- 銚子電気鉄道デハ501、旧塗色 - 上田丸子からの譲受当初の塗色であるベージュ地、窓周り赤。
- 専用ケース
- 第1弾の全10種とシークレットを収納可能。鶴見臨港鉄道モハ100形の無塗装車が入っている。
[編集] 第2弾
2006年3月発売。フリーの塗色は茶色地、窓周りクリーム色。
- 南武鉄道モハ100形〔15m級〕
- 同鉄道の国鉄買収後、地方私鉄へ払い下げられた後の各形式をモデルにしている。
- 新潟交通モワ51形〔12m級〕
- 同社の鉄道線開業から廃線まで在籍した電動貨車。動力ユニットの関係で実車に比べて長さ方向でオーバースケールである。
- 新潟交通モワ51 - 晩年の塗色である下半分緑色、上半分黄色。
- 高松琴平電気鉄道60形62号〔15m級〕
- 自社工場で鋼体化された電車で、鋼体化当初は前面2枚窓、非貫通。晩年は前面貫通、3枚窓に改造されていた。実車は1形態1両のみなので、類型車は実在しない。
- 高松琴平電気鉄道62号 - 晩年の前面貫通、3枚窓の姿。下半分ピンク、上半分クリーム色。
- フリー・2001 - 前面非貫通、2枚窓。前面の塗り分けは金太郎塗り。塗色、台車以外は下記シークレット62非貫通と同一仕様。
- 私鉄貨車 鋼製ワフ・木造ワ
- 昭和期の鋼製有蓋緩急車と大正~昭和初期の木造有蓋車のセット。ワフは元南海電気鉄道ワブ500タイプ。
- 車番はワフ1とワ115。塗色は黒一色。
- シークレット
- 高松琴平電気鉄道62、非貫通 - 1980年代初期の前面非貫通時代の姿。塗色はノーマルモデルと同じ。
- 専用ケース
- 第2弾の全10種を収納可能。新潟交通モワ51の無塗装車が入っている。
[編集] 第3弾
2006年9月発売。今回は1950年代~1960年代の初期私鉄高性能車をモデル化しており、前2回にあったフリーと二軸貨車は発売されない。メーカー希望小売価格は税込で483円。各車とも連結面側のカプラーがアーノルトカプラーに改められている。
- 小田急2200・2220形〔18m級〕
- 南海21000系〔17m級〕
- 南海時代の冷房改造後、及び譲渡後の姿をモデルにしている。いずれもM'車(パンタグラフは2個、または1個)、M車(パンタグラフなし)の各2種類。
- シークレット
- 新潟交通モハ2229、前面方向幕なし - 衝突事故発生時の修繕によって前面貫通扉が埋め込まれ、方向幕が撤去された後の姿。
- 専用ケース
- 8両収納可能。このため、全種類は入らない。新潟交通モハ2229ノーマルモデルの無塗装車が入っているが、付属パーツは入っていない。
[編集] 第4弾
2007年3月発売。17m級旧型国電などがモデル化されている。
- 富士急行7000形モハ7032(元クモハ14形)‐クハ7062(元クハ16形400番台) - 塗装は第3弾の5700形と同じ。
- 弘南鉄道モハ1121(元クモハ11形400番台)‐クハ1611(元クハ16形400番台) - かつての同社鋼製車標準塗色である下半分茶色、上半分ベージュ。
- 西武311系クモハ377(元クモハ11形400番台)-クハ1331(元クハ16形400番台) - 晩年に同社旧性能車標準塗色となったディープラズベリー地、窓周りトニーベージュのツートンカラー。
- クモハ12形クモハ12000・クモニ13形クモニ13007 - 旧型国電の標準塗色であるぶどう色2号1色。
- 大井川鐵道312系モハ312-クハ512 - かつての同社急行用車両標準色である赤地、窓周りクリーム色。
- シークレット
- 専用ケース
- 8両収納可能。このため、全種類は入らない。弘南鉄道モハ1121の無塗装車が入っている。
- 下回りは光沢があり、やや不自然である。
- また、旧50系としては車端部の窓幅がエラーである。
[編集] 第5弾
2007年10月中旬発売[4]。私鉄電車全盛期の20m級大型電車をラインアップしている。ディスプレイ用レールのパーツ構成が変更され、台座・線路・車止め一体成形で連結可能なものになっている。
- 富士急行3100形 モハ3101-モハ3102〔20m級〕
- 塗装は第3弾の5700形と同じ。動力車化用の台車枠パーツが付属している。
- 秩父鉄道300形 デハ301-デハ302〔20m級〕
- 塗装はウォームブラウン地、マルーン帯の旧塗装。動力車化用の台車枠パーツ・列車無線アンテナパーツが付属している。
- 長野電鉄2000系 モハ2001-サハ2051-モハ2002〔18m級〕
- 非冷房時、塗装はファーストレッド地、窓周りストロークリームの通称りんご色。動力車化用の台車枠パーツが付属している。
- 阪神電気鉄道3301形 〔20m級〕
- 阪神時代、及び譲渡後の姿をモデルにしている。モデルは実車通り19m級のため、動力車化時は動力ユニットに付属するスペーサーで長さを調整する[5]。
- 阪神3301形 3303 - 晩年の下枠交叉形パンタグラフ、冷房付きの姿。塗装は上半分クリーム、下半分ボンレッドの同社急行系列旧標準色。
- 動力車化用の台車枠パーツ・列車無線アンテナパーツが付属している。
- えちぜん鉄道MC2201形 MC2204 - 塗装は白地、青帯、側扉黄帯の同社移管後の現行色。
- 高松琴平電気鉄道1060形 1062〔20m級〕
- 塗装は第2弾の70・80形と同じ。動力車化用の台車枠パーツが付属している。
- シークレット
- えちぜん鉄道MC1101形 MC1102 - 同社移管後の現行塗色。
- 専用ケース
- 6両収納可能。このため全種類は入らない。阪神3303の無塗装車が入っている。
[編集] 第6弾
2008年1月31日発売。主に地方私鉄の車体更新車をモデル化。
- 小田急1600形〔17m級〕
- 日車標準車体私鉄車両〔17m級〕
- 豊橋鉄道1750系〔17m級〕
- 冷房改造・低運転台化前の登場当初の姿をモデル化している。
- モ1751-ク2751 - ストロークリーム地、窓下スカーレット帯の同社鋼製車旧塗色。
- シークレット
- 岳南鉄道モハ1100形 モハ1105(ステンレス製車体)
- 専用ケース
- 8両収納可能。このため全種類は入らない。日車標準車体(岳南・松本)の無塗装車が入っている。
[編集] 第7弾
20m及び21m級の車体更新車、機器流用車を製品化予定。2008年6月発売予定。
- 西武451系
- 西武451系 クモハ451形-クハ1471形
- 一畑電気鉄道80系 デハ80形-クハ180形
- 三岐鉄道601系 クモハ601形-クハ1601形
- 南海1521系
- 南海1521系 モハ1521形(単行)
- 弘南鉄道1521系 クモハ1521形
- 大井川鉄道1000系(元伊豆箱根鉄道1000系)
※Nゲージとしては初のDT17台車を履く
- 専用ケース
- 6両収納可能。このため全種類は入らない。無塗装車1両付属予定。
[編集] 第8弾
車体長16m級の第三軌条方式の地下鉄車輌の譲渡車を主に製品化予定。2008年9月発売予定。
- 帝都高速度交通営団2000形の譲渡車
- 日立電鉄 3000形
- 銚子電気鉄道 デハ1000形
- 小田急電鉄1400形の譲渡車
- 越後交通 デハ1400形、クハ1460形
- 新潟交通 モハ16形、クハ45形
- 岳南鉄道 モハ1100形 モハ1107
- 叡山電鉄 デオ300形
- 高松琴平電気鉄道 700形(志度線仕様)
- 専用ケース
- 8両収納可能。このため全種類は入らない。無塗装車1両付属予定。
[編集] オープンパッケージ製品
- 名古屋鉄道3700系2両セット〔17m級〕
- 2007年1月発売。名鉄時代、及び高松琴平電気鉄道への譲渡後の姿を製品化。座席はロングシートである。メーカー希望小売価格は税込1575円。
- 銚子電気鉄道2両セット デハ501・デハ301
- 第1弾で製品化されたデハ501とデハ301の現行塗装を製品化。2008年3月発売。メーカー希望小売価格は1,890円(税込み)。
- 長野電鉄2000系3両セット
- 冷房化、ユニットサッシ改造後の現行塗装がプロトタイプ。2008年夏発売予定。メーカー希望小売価格は予価2,835円(税込み)。
[編集] 今後の予定
[編集] 限定品
- 阪急電鉄920系
- 下記の富士急セット2点はいずれも2006年10月の富士急行鉄道の日イベント会場(河口湖駅)で発売。価格は共に1,500円(税込)、各4000セット限定。パッケージの裏には同社所属という設定の「鉄道むすめ」のキャラクター「大月みーな」が描かれている。
- 富士急行創立80周年記念企画品。バスコレクションのいすゞBX352限定モデルとのセット販売。製造当初のパンタグラフ2個の姿でモデル化。
- 富士急行5700形 モハ5708(M)-モハ5707(M')
- 第3弾通常品の元2220形に対し、元2200形の車両をモデル化した2両セット。小田急時代と違い、屋根上はベンチレータが全て撤去されている。
- 名古屋鉄道3700系2両セット モ3720-ク2720
- スカーレット一色の仕様として発売された通常品に対し、ストロークリーム色にスカーレットの帯を巻いた塗装を再現したイベント限定品。座席は通常品とは異なり、セミクロスシートである。2007年5月の「第4回名古屋鉄道模型展」会場(丸栄百貨店)を皮切りに、各地の鉄道模型イベントでも発売されている。価格は1,890円(税込)。
- フリー・モ1031 ぶどう色2号
- 講談社の分冊百科「週刊 昭和の「鉄道模型」をつくる」の第1号同梱品。動力ユニットは第25号に同梱となっている。また、パンタグラフは第1弾の通常製品のものとは異なり、第3弾のパーツが使用されているほか、台車も新規部品になっている。
- 小田急電鉄2200形2両セット デハ2201-デハ2202
- 現役末期の塗装を再現した通常品とは異なり、登場当初の紺地、窓周り黄色の旧塗装。小田急グッズショップ「TRAINS」、TRAINSのインターネット通信販売、JAM会場で2007年8月10日より発売。価格は1,500円(税込)。
- 長野電鉄2000系 冷房車タイプ新塗装
- 2007年9月21日に東映ビデオより発売のアニメDVD『鉄子の旅』初回限定生産特別版に付属された。非冷房で「りんご色」と呼ばれる塗装の通常品と異なり、冷房化・新塗装化された1990年以降の現在の姿を再現している。この付録についてはSUPER BELL"Zの車掌DJ野月(野月貴弘)の提案で実現した。
- 近畿日本鉄道2250系2両セット
- 近鉄特急60周年を記念して発売。モ2250形とサ3020形の2両セットで[6]、1957年に冷房化改造される前の原形の姿でのモデル化。塗装は上半分クリーム色、下半分紺色。2007年10月8日に五位堂検修車庫で開催されたきんてつ鉄道まつり2007と、近鉄名古屋・上本町間で運転された近鉄特急60周年記念「臨時名阪特急」車内で先行発売された後、10月13日から近鉄の主要駅・近鉄百貨店阿倍野店・インターネットショッピングモール「どっとこむライフ」で発売。また、10月13日・14日に日比谷公園で開催された鉄道フェスティバル会場でも発売された。10000セット限定。車番・車体側面の「EXPRESS」マーク・ヘッドマーク・号車札のシール付きで、価格は1,800円(税込)。
- 阪急電鉄1010系
- 阪急電鉄創立100周年記念企画品。2両セットで、3扉化改造後の非冷房時代の姿でのモデル化。2007年10月13日以降阪急電鉄主要駅等で発売。また、同月13・14日開催の鉄道フェスティバル会場や、同月28日に開催された、秋の阪急レールウェイフェスティバル2007in正雀工場会場でも発売された。12000セット限定。車番(1010系・1100系・1200系・1300系・1600系)社章・行先表示板シール付きで、価格は1,800円(税込)。
- 大阪市交通局(大阪市営地下鉄)30系
- 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)300形
- 銚子電気鉄道デハ300形鉄子カラー
- 東京急行電鉄旧7000系
- 東急車輛製造創立60周年記念企画品。デハ7000形(先頭車・パンタグラフ付きの偶数車)とデハ7100形(中間車・パンタグラフなしの奇数車)の2両セットで[6]、非冷房・赤帯なしの昭和50年代の姿でのモデル化。屋根パーツを変更することでパンタグラフの有無を変更可能とするほか、無線アンテナパーツも付属。2008年2月1日に東急車輛製造のショッピングサイト「電車市場」で販売されたほか、2月1日から2月3日までランドマークプラザで開催された「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」会場でも販売。10,000セット限定。価格は1,900円(税込)。
- また、2008年5月2日~3日に「東急東横線開通80周年記念鉄道フェスティバル」会場(東急百貨店東横店)にて、一部仕様を変更した同セットを発売。セット内容はデハ7000形(パンタグラフなしの奇数車)とデハ7100形(パンタグラフ付きの偶数車)の2両セット。各日とも4,700セット限定。価格は1,901円(税込)。
- 東急車輛製造創立60周年記念企画品。デハ7000形(先頭車・パンタグラフ付きの偶数車)とデハ7100形(中間車・パンタグラフなしの奇数車)の2両セットで[6]、非冷房・赤帯なしの昭和50年代の姿でのモデル化。屋根パーツを変更することでパンタグラフの有無を変更可能とするほか、無線アンテナパーツも付属。2008年2月1日に東急車輛製造のショッピングサイト「電車市場」で販売されたほか、2月1日から2月3日までランドマークプラザで開催された「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」会場でも販売。10,000セット限定。価格は1,900円(税込)。
- 相模鉄道初代5000系・6000系(初期車)
- 相模鉄道創立90周年記念企画品。共に先頭車2両セット。2月1日から相鉄サービスセンター「グリーンぽけっと」・東急車輛製造「電車市場」・「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」会場などで発売。両セットとも6000個限定。価格は共に1,900円(税込)。
- 名古屋鉄道3700系2両セット(白帯)モ3711-ク2711
[編集] Nゲージ化パーツ
- 動力ユニット
- TM-01(12m用)・TM-02(15m用)(メーカー生産中止品)
- 第1弾発売に合わせて発売された黒染め車輪の動力ユニット。3種類の台車枠パーツとアーノルトカプラーユニットとのセット。台枠と台車枠パーツの成形色は黒。台車枠パーツの内容はTM-01~04で共通。メーカー希望小売価格は税込み2,415円。後述のTM-03・TM-04の発売に伴い、生産中止となった。
- TM-03(12m用)・TM-04(15m用)
- 第2弾発売に合わせて発売された銀色車輪の動力ユニットで、TM-01・02が黒染め車輪のためかうまく集電出来ないとのクレームが上がってきたため、急遽制作された。車輪とメーカー希望小売価格以外はTM-01・02と共通。メーカー希望小売価格は税込み2,310円。
- TM-05(17m用A)・TM-06(18m用)
- 第3弾の発売に合わせて発売。両台車駆動となっている。従来と同じ3種類の台車枠パーツと、アーノルトカプラーユニットのセット。台車枠パーツはTM-01~04と異なり、またTM-05とTM-06で異なる。2007年以降に再生産されたものではスペーサーの形状をTM-08と同様のものに変更し、使用するスペーサーによってはボディマウント式TNカプラーの使用も可能である。台枠と台車枠パーツの成形色はグレー。メーカー希望小売価格は税込み2,940円。
- TM-07(17m用B)
- 第4弾の発売に合わせて発売。TM-05とは台車の軸距が異なる。付属の台車枠パーツは新規制作。台車枠パーツの成形色は黒。メーカー希望小売価格は税込み2,940円。
- TM-08(20m用A)
- 第5弾の発売に合わせて発売。台車枠パーツは新規制作で、成形色は黒。従来とはスペーサーの形状を変更し、使用するスペーサーによってはボディマウント式TNカプラーの使用も可能である。メーカー希望小売価格は税込み2,940円。
- TM-09(20m用B)
- 第7弾の発売に合わせて発売予定。台車の軸距はTM-07と同じ。台車枠パーツの成形色は黒。メーカー希望小売価格は予価2,940円。
- TM-10(16m用A)
- 第8弾の発売に合わせて発売予定。台車枠パーツの成形色は黒。メーカー希望小売価格は予価2,940円。
- このうちTM-01~04は片台車駆動・全軸集電、TM-05~09は両台車駆動・全軸集電である。
- Nゲージ走行用パーツセット
- TT-01
- 金属車輪4個とウェイト1個、アーノルトカプラーユニット2個のセット(1両分)。二軸貨車にも使用可能で、この場合ウェイトは使用しない。メーカー希望小売価格は税込み420円。
- TT-02(メーカー生産中止品)
- 第3弾の発売に合わせて発売。金属車輪8個とウェイト2個、アーノルトカプラーユニット2個のセット(2両分)。アーノルトカプラーユニットの胴受けは三種類の長さのものが同梱される。メーカー希望小売価格は税込み840円。なお、TT-04の発売にともない生産中止となった。
- TT-03
- 第4弾の発売で合わせて発売。TT-01と同一の仕様のものが2両分。アーノルトカプラーユニットの成形色は黒。カプラースペーサー付き。メーカー希望小売価格は税込み840円。
- TT-04
- 第5弾の発売に合わせて発売。TT-03のカプラーユニットの成形色をグレーとしたもの。メーカー希望小売価格は税込み840円。
- 動力台車枠
- TD-01
- TM-01~04に付属の台車枠パーツのグレー仕様。TM-01~06用。メーカー希望小売価格は税込み315円。
- TD-02
- TM-07に付属の台車枠パーツのグレー仕様。TM-07用。メーカー希望小売価格は税込み315円。
- パンタグラフ
- 下記の通りTOMIX製品のメーカー推奨オプションがあるが、KATO・グリーンマックス製の各種パンタグラフも取り付けられる。
- 第3弾小田急2200形用 - PT4212S-AM(品番0206)
- 第3弾南海21000系用 - PG16(品番0238)
- 第5弾阪神電気鉄道3301形・えちぜん鉄道MC2200形用 - PT4816-AM(品番0208)
- 第5弾長野電鉄2000系・秩父鉄道300形・富士急行3100形・高松琴平電気鉄道1060形用 - PS16P(品番0230)
- 上記以外の製品 - PS13(品番0224)
- パーツセット
-
- TP-01
DT13・DT17台車1両分入、税込420円
- なお、二軸貨車と動力ユニットの大半を除いて床板にボディマウントタイプTNカプラー取り付け用の突起、溝がある。
[編集] 専用コントローラ
旧型電車の主幹制御器をイメージした鉄コレ専用のコントローラで、TOMIX製の線路に接続して使用する。単三電池を4本使用して動力車1台を制御できる。速度調整や進行方向の切り替えが可能。塗色はクリーム色と緑の2種類。発売日・1995円(税込)。
[編集] 関連商品
- スーパーミニカーブレール・ミニカーブレール
- 既存TOMIX製レールのカーブ半径を半分にした小半径のカーブレール。「鉄道コレクション」は第1・2弾全モデルがこれの最小半径である半径103mmのカーブ「スーパーミニカーブレール」も走行可能である。
[編集] 脚注
- ^ 第1弾・第2弾は1両が税込みで420円で、通常のNゲージ車両価格(付随車でその3~8倍、動力車では10倍以上)から考えると相当安い、ただし第6弾以降は価格が引き上げられている。
- ^ 電車の場合はこれに座席パーツが付く
- ^ 第4弾まではTOMIXの旧茶色床レールに近い形状だったが、第5弾以降は形状が変わった
- ^ 第46回静岡ホビーショーにて発表。当初は2007年9月末発売予定であった。
- ^ 同じ元阪神の19m車をモデル化した高松琴平電気鉄道1060形・シークレットも同様
- ^ a b そのため、編成を組むには最低2セット必要である。
- ^ 301は藤ヶ丘、302は高畑になっている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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車両のモデル | 鉄道コレクション - バスコレクション・80 - カーコレクション・80 - トラックコレクション - トレーラーコレクション |
車両以外のモデル | 街並みコレクション - 建物コレクション・80 - 情景コレクション |
関連商品 | ジオラマキャラクターズ - TOMIX - 週刊 昭和の「鉄道模型」をつくる |