芝川 (埼玉県)
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芝川(しばかわ)は、主に埼玉県東部を流れる一級河川。荒川水系荒川の支流である。
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[編集] 地理
埼玉県桶川市末広を発する流れ[1]と桶川市小針領家を発する湧水が芝川の源流とされ、この2本の流れが上尾市本町の一本杉橋の北側で合流し東南に流れる。さいたま市の見沼田圃を流れ、川口市、鳩ヶ谷市に入り川口市と鳩ヶ谷市の境界点付近にある青木水門で芝川と新芝川(芝川放水路)に分かれ、芝川は再び川口市に入る。川口市南端の領家水門で新芝川と再合流し、芝川水門で荒川(荒川放水路)に注ぐ。
[編集] 歴史
さいたま市東部に存在した沼地である見沼に注ぎ、見沼から流れ出て荒川に注いでいた川が芝川の原形である。江戸時代のはじめに関東郡代の伊奈忠次によって溜井(ため池)に改修されていた見沼が、1728年に干拓されて見沼田圃(見沼たんぼ、さいたま市見沼区、緑区)になると、排水路として見沼田圃の最も低いところが開削されて、現在の芝川の河道がつくられた。さらにその下流も改修されて、芝川は江戸と干拓地を繋ぐ通船路としても用いられた。別名、悪水、見沼中悪水路といわれたが、ここでの悪水は汚い水の意ではなく農業用水でない水という意である。
近代には荒川放水路掘削に関連して下流に手が加えられ、1965年に新芝川(芝川放水路)が作られた。現在、新芝川を芝川の本流としているため、青木水門から先の芝川は「旧芝川」と呼ばれている。
[編集] 流域の自治体
[編集] 水質
市街地を流れるため水質が悪く、平成18年に環境省から発表されたデータによると公共用水域環境基準を超えるダイオキシン類が検出されている。その為、近年は清流を復活させるための努力が行われている。その一例として綾瀬川共々埼玉高速鉄道線のトンネルを活用して荒川の水を芝川に注ぐことで水質を改善する工夫が行われている。
[編集] 橋梁
芝川・旧芝川
- まなび橋(これより上流は暗渠)
- しあわせ橋
- 末広橋
- 長浪橋
- 堤橋
- (この間、暗渠)
- 尾平橋
- 本町橋
- 一本杉橋
- 矢岳橋
- 岡橋
- 道三橋(埼玉県道150号上尾蓮田線)
- 東橋
- 農協橋
- 日の宮橋
- 鎌倉橋
- 国体橋(埼玉県道323号上尾環状線)
- 日の出橋
- 西長橋
- 野原橋(国道16号東大宮バイパス・埼玉県道3号さいたま栗橋線)
- 船橋
- 砂伏越(見沼代用水西縁)
- 砂大橋
- 東北本線芝川橋梁(東北本線)
- 神明下橋
- 鷲山橋
- 東武野田線芝川橋梁(東武野田線)
- 石橋
- 新橋(埼玉県道214号新方須賀さいたま線)
- 松山橋
- 高鼻橋
- 中川橋
- 片柳橋(架替中)
- 首都高速道路埼玉新都心線芝川橋梁(首都高速道路埼玉新都心線)
- 山口橋
- 大道西橋
- 新大道橋(埼玉県道1号さいたま川口線・第二産業道路)
- 大道橋(埼玉県道65号さいたま幸手線)
- 大道東橋
- 上新宿橋
- 北宿大橋
- 学校橋
- 新宿橋
- 宮後橋
- 見沼大橋
- 新見沼大橋(国道463号越谷浦和バイパス)
- 念仏橋(国道463号)
- 武蔵野線芝川橋梁(武蔵野線)
- 桜橋
- 八丁橋
- 通船堀大橋
- 在家人道橋
- 在家橋
- 柳根橋(埼玉県道1号さいたま川口線・第二産業道路)
- 芝川根岸大橋(東京外環自動車道・国道298号)
- 網代橋
- 地蔵橋
- 上根橋(埼玉県道332号根岸本町線)
- 境橋(埼玉県道111号蕨鳩ヶ谷線)
- 天神橋
- (人道橋)
- 上青木橋(青木水門)
- 新青木橋
- 五右衛門橋
- 新朝日橋
- 朝日橋
- 青木橋
- 新橋
- 中の橋
- 芝川橋
- さくら橋
- 上之橋(国道122号)
- 中央橋
- (埼玉高速鉄道※地下を通過)
- 門樋橋
- 仙元橋
- 梛木の橋
- 榎木橋
- 芝川水門橋
新芝川 ※天神橋下流の人道橋より分岐し、山王橋の下流で旧芝川と合流する。
- 汐入橋
- 千歳橋
- 鳩ヶ谷大橋(国道122号・埼玉高速鉄道※地下を通過)
- 白鷺橋
- 有明橋
- あずま橋
- 入谷大橋
- 南平大橋(埼玉県道104号川口草加線)
- 新芝川橋
- 花の枝橋
- 稲荷橋
- 順真橋
- 領家橋(埼玉県道107号東京川口線)
- 山王橋
[編集] 支流
[編集] 脚注
- ^ 末広を発する流れは「しらこばと団地」の北側より上尾市錦町まで暗渠となっている。
[編集] 関連項目
- 東京都道・埼玉県道255号足立さいたま自転車道線(芝川自転車道)
- 都市農業公園