ドン・マッティングリー

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ドン・マッティングリー（Donald Arthur "Don" Mattingly、1961年4月20日 - ）はアメリカ・メジャーリーグ、ニューヨーク・ヤンキースで1982年から1995年まで活躍した野球選手。現役時のポジションは一塁。インディアナ州エバンズビル出身。低迷期のチームを支えた名打者で、ファンからの絶大な支持をうけるヤンキース歴代選手の一人。"Donnie Baseball"の愛称を持つ。

目次 1 略歴 2 年度別打撃成績 3 タイトル 4 外部リンク

[編集] 略歴

メジャーデビューから引退までヤンキース一筋でプレーしたが、折りしもチームの低迷期に重なり結局ワールドシリーズに出場することは最後までかなわなかった。皮肉にもチームは、マッティングリーがデビューする前年の1981年を最後に14年間リーグ優勝から遠ざかり、彼が引退した翌1996年にワールドチャンピオンになっている。それでもひとり気を吐き、1984年にはチームメイトのデーブ・ウィンフィールドと激しい打率争いを演じ、僅差で首位打者のタイトルを獲得している。打撃だけではなくファーストの守備にも定評があり、ゴールドグラブ賞を9回受賞している。1991年2月28日から最後のシーズンである1995年10月8日まで10代目ヤンキースのキャプテンを務めた。1990年頃から持病の腰痛が悪化した。 1991年8月16日にマッティングリーは、髪を切らないことを理由にその日の試合への出場停止と罰金250ドルの処分を受けた（ヤンキースはチーム規約として、選手とコーチの長髪と整えられた口髭以外の髭を蓄えることを禁止している）。1995年34歳で引退。

引退した翌々年の1997年に、背番号23が永久欠番に指定された。これはキャプテン、そして中軸打者として低迷期のチームを鼓舞し勝利に貢献をしたことに対してのものである。2004年のシーズンからヤンキース打撃コーチに就任して現場復帰し、松井秀喜、デレク・ジーターらの指導にあたった。2007年シーズンにはヤンキースのヘッドコーチに就任し、ポストジョー・トーリの最有力者ともされたが、同年オフにトーリ監督の辞任を受け、自らもコーチ職を辞任した。

トーリ監督に従って、2008年にはドジャースの打撃コーチに就任する予定であったが、1月になって家族の理由で打撃コーチ就任を辞し、特別コーチに就任することとなった。なお、選手時代から引退後もヤンキース一筋で、ヤンキース以外のチームに所属するのは初めてとなる。

左投げでありながら、二塁手を1試合、三塁手を3試合務めたことがある。

[編集] 年度別打撃成績

年 度	チ 丨 ム	試 合	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	四 球	三 振	打 率	出 塁 率	長 打 率	塁 打	犠 打	犠 飛	敬 遠	死 球	併 殺 打	O P S
1982	NYY	7	12	0	2	0	0	0	1	0	0	0	1	.167	.154	.167	2	0	1	0	0	2	0.321
1983	NYY	91	279	34	79	15	4	4	32	0	0	21	31	.283	.333	.409	114	2	2	5	1	8	0.742
1984	NYY	153	603	91	207	44	2	23	110	1	1	41	33	.343	.381	.537	324	8	9	8	1	15	0.918
1985	NYY	159	652	107	211	48	3	35	145	2	2	56	41	.324	.371	.567	370	2	15	13	2	15	0.938
1986	NYY	162	677	117	238	53	2	31	113	0	0	53	35	.352	.394	.573	388	1	10	11	1	17	0.967
1987	NYY	141	569	93	186	38	2	30	115	1	4	51	38	.327	.378	.559	318	0	8	13	1	16	0.937
1988	NYY	144	599	94	186	37	0	18	88	1	0	41	29	.311	.353	.462	277	0	8	14	3	13	0.815
1989	NYY	158	631	79	191	37	2	23	113	3	0	51	30	.303	.351	.477	301	0	10	18	1	15	0.828
1990	NYY	102	394	40	101	16	0	5	42	1	0	28	20	.256	.308	.335	132	0	3	13	3	13	0.643
1991	NYY	152	587	64	169	35	0	9	68	2	0	46	42	.288	.339	.394	231	0	9	11	4	21	0.733
1992	NYY	157	640	89	184	40	0	14	86	3	0	39	43	.288	.327	.416	266	0	6	7	1	11	0.743
1993	NYY	134	530	78	154	27	2	17	86	0	0	61	42	.291	.364	.445	236	0	3	9	2	20	0.809
1994	NYY	97	372	62	113	20	1	6	51	0	0	60	24	.304	.397	.411	153	0	4	7	0	8	0.808
1995	NYY	128	458	59	132	32	2	7	49	0	2	40	35	.288	.341	.413	189	0	8	7	1	17	0.754
通算	14年	1785	7003	1007	2153	442	20	222	1099	14	9	588	444	.307	.358	.471	3301	13	96	136	21	191	0.829

• 太字はリーグ1位。

[編集] タイトル

• アメリカンリーグMVP:1回、1985年
• ゴールドグラブ賞:9回、1985年 - 1989年、1991年 - 1994年
• 首位打者:1回、1984年（.343）
• 最多打点:1回、1985年（145打点）

[編集] 外部リンク

• Don Mattingly Online
• 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube

獲得タイトル・記録
先代： ウェイド・ボッグス ア・リーグ首位打者 1984年 次代： ウェイド・ボッグス 先代： トニー・アーマス・シニア ア・リーグ打点王 1985年 次代： ジョー・カーター 先代： ウィリー・ヘルナンデス ア・リーグMVP 1985年 次代： ロジャー・クレメンス 先代： カル・リプケン ルー・ゲーリッグ賞 1993年 次代： バリー・ラーキン

表・話・編・歴 ロサンゼルス・ドジャース ロースター
投手	67 マリオ・アルバレス / 97 ジョー・バイメル / 58 チャド・ビリングズリー / 43 イェンシー・ブラゾバン / 51 ジョナサン・ブロクストン / 22 クレイトン・カーショウ / 56 郭泓志 / 18 黒田博樹 / 23 デレク・ロウ / 68 ジェームズ・マクドナルド / 49 ジョン・メローン / 59 グレッグ・ミラー / 62 ジャスティン・オーレンダフ / 61 朴賛浩 / 31 ブラッド・ペニー / 45 スコット・プロクター / 44 斎藤隆 / 29 ジェイソン・シュミット / 50 エリック・スターツ / 72 ラモン・トロンコソ / 47 コーリー・ウェイド
捕手	36 ダニー・アルドワン / 26 ゲイリー・ベネット / 55 ラッセル・マーティン / 71 ルーカス・メイ
内野手	-- トニー・アブレイユ / 13 アンヘル・ベローア / 33 ブレイク・デウィット / 15 ラファエル・ファーカル / 5 ノマー・ガルシアパーラ / 14 胡金龍 / 12 ジェフ・ケント / 28 アンディ・ラローシュ / 7 ジェームズ・ローニー / 57 ルイス・マザ /　21 マーク・スウィーニー
外野手	16 アンドレ・イーシアー / 25 アンドリュー・ジョーンズ / 27 マット・ケンプ / 75 ゼイビア・ポール / 9 フアン・ピエール / 17 ジェイソン・レプコ / 3 デルウィン・ヤング
監督・コーチ	6 ジョー・トーリ（監督） / 10 ラリー・ボーワ（三塁コーチ） / 35 マリアーノ・ダンカン（一塁コーチ） / 41 マイク・イースラー（打撃コーチ） / 85 ロブ・フィリポ（ブルペン捕手） / 40 リック・ハニーカット（投手コーチ） / 48 ケン・ハウエル（ブルペンコーチ） / 8 ドン・マッティングリー（特別コーチ） / 11 マニー・モタ（コーチ） / 46 ボブ・シェーファー（ベンチコーチ）
公式サイト(英語)より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2008年6月8日更新