to U
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to U | ||
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Bank Band の シングル | ||
リリース | 2006年7月19日 | |
録音 | 2005年・2006年 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 20分11秒 | |
レーベル | トイズファクトリー | |
プロデュース | 小林武史 | |
チャート最高順位 | ||
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ゴールド等認定 | ||
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Bank Band 年表 | ||
to U (2006年) |
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『to U』(トゥー ユー)は、Bank Bandの1枚目のシングル。2006年7月19日にトイズファクトリーより発売。
[編集] 解説
Bank Bandとしてアルバム1枚を発売、ライブの開催などしていたが、シングルの発売は初。バンド初のオリジナル楽曲となる。
TBS系『筑紫哲也 NEWS23』のテーマ曲。番組制作担当者の目に留まり、2005年3月28日から2008年3月28日まで同番組のテーマ曲として使用されていた。ただし、2006年の番組リニューアルからはピアノバージョンのみ使っていた。また、このCDには収録されていないインストゥルメンタルバージョンも使用されている。
タイトル『to U』の「U」は、「you(あなた)」と「Universe(全世界)」のダブルミーニング。曲の世界観のスケールの大きさ、そのメッセージが個人のレベルにまで浸透していくストーリーを端的に表している。Mr.Childrenのアルバム『I ♥ U』にもそのミーニングが用いられると思われる。
作品の名義はBank Bandによるものだが、「to U」の演奏者名義はBank Band with Salyuである。そのため「ミュージックステーション」や「NEWS23」ではBank Band with Salyu名義で、櫻井和寿、Salyu、小林武史のみの出演となった。また、2006年7月21日のミュージックステーション放送終了後は番組への反響が大きく、スタジオでの観覧客の中には涙を流した人もいたという。
2005年から行われているap bank fesのテーマソングになっており、その日の最後には当日の出演者全員で歌うことになっている曲でもある。
c/w曲は、オフコースの「生まれ来る子供たちのために」をBank Bandがカバーしたもの。
オリコンチャートでは、KAT-TUNの『SIGNAL』に次ぐ2位を獲得した。
Salyuの2ndアルバム『TERMINAL』(2007年1月17日リリース)に、Salyuが単独で歌う「to U (Salyu ver.)」が収録された。
[編集] 収録曲
- to U
- (作詞:櫻井和寿 作曲:小林武史 編曲:Bank Band)
- 作詞を櫻井、作曲は小林武史によるものになっている。Mr.Children名義の作品で、作曲が2人の共作であるものは存在するが、それぞれを2人が担当するこの作詞・作曲の組み合わせは初めてとなる。当初はLily Chou-Chouプロジェクトを終えたSalyuが単独で仮歌を歌っていたが、後に櫻井が歌詞を書き加え、自らもボーカルに参加し、「Bank Band with Salyu」という名義で発表された。この曲は、櫻井とSalyuのデュエット形式で歌われている。
- TBS系『筑紫哲也 NEWS23』のテーマソングとして2005年3月28日から2008年3月28日まで番組で起用され、2005年5月2日のマンデープラス枠にて、Bank Band with Salyuで出演し同曲を披露した。だが当時は番組とap bankのためだけに書き下ろしたという理由でCD化の予定はなく、発表から約1年4ヶ月の時を経て正式に音源化された。これは発表当時の音源とは微妙に異なっている。ap bank fesのコンセプトソングとして、アンコールでは出演者によって演奏されている。アルバム『沿志奏逢2』にも収録されている。
- 生まれ来る子供たちのために
- (作詞・作曲:小田和正 編曲:Bank Band)
- オフコースのカバー。ライブ「BGM Vol.2」で演奏され、DVD化されたが日本テレビのドラマ・コンプレックス終戦六十年スペシャルドラマ「火垂るの墓 -ほたるのはか-」エンディング曲に決定したことを受け、新たにスタジオレコーディングされた。この楽曲はiTunes Music Storeのみで2005年11月2日から11月30日までの期間限定で配信された。同月の月間1位のダウンロード数を記録し、その記録は現在も破られていない。ap bank fes'06の2日目にはゲストの小田和正とともに演奏された。
- to U (Piano Version)
- (作曲:小林武史)