T-シリーズ
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T-シリーズ(T-SERIES)は、『ターミネーター』シリーズに登場する架空のアンドロイドの総称。 ヒューマノイドタイプの物は101シリーズと呼ばれ、映画の設定に沿ってより正確に記述すると「サイバーダインシステムズ・モデル101シリーズT-X00」という型番になる。Xの中には該当モデルの数字が入る。
映画の展開によって未来が変更されていく内容であるため、開発された年代にずれが生じることとなる。また、ユニバーサルスタジオ内、ターミネーター 2:3-Dにおけるストーリーを含むと、『ターミネーター3』の内容といくらか矛盾が生じる。
なお、ソ連時代の戦車には「T」を冠したものが多く、「T」シリーズと呼ぶことがある。
[編集] ターミネーター
- T-1 (『ターミネーター3』)
- 2004年に作られた、米空軍サイバーリサーチシステムズが最初に開発したターミネーター。キャタピラで動き両腕にガトリング砲を装備。
- T-70 (『ターミネーター 2:3-D』)
- 1990年代後半に新生サイバーダイン・システムズ社が生み出した最初のターミネーター。自立歩行で動き両腕にマシンガンを装備。
- スカイネットが作った人間偽装タイプのターミネーター。皮膚がゴム製のため偽装を看破され易かったという。
- スカイネットが作った人間偽装タイプのターミネーター。自己再生可能な皮膚や疑似血液による外装を施す事で人間に偽装される。外装にはバリエーションがあり、アーノルド・シュワルツェネッガーモデルの外装の型式はサイバーダイン-101(前線で戦闘に従事するものは人間に偽装されずに金属の骨格が剥き出しのままである)。武器は内蔵しない。
- T-850 (『ターミネーター3』)
- T-800のグレードアップタイプ。『ターミネーター3』では未来でジョンコナーの抹殺に成功するも人類に捕獲されプログラムを改変された状態で過去に送り込まれる。武器は内蔵しない。
- T-900
- ゲーム『ターミネーター3・ザ・レデンプション』に登場する。グリーン・レッド・イエローの三種類に分かれ、機械軍の歩兵を務める。より容易に人間に偽装可能と言われる。
- T-1000 (『ターミネーター2』『ターミネーター 2:3-D』)
- 2029年にスカイネットによって開発されたターミネーター。液体金属(形状記憶擬似体合金、形状記憶ポリエステル合金)で形成されており、実際に触れたものにならなんでも変身可能。ボディの一部を刃物や突起物等の形に変えられるが、基本的に武器は内蔵しない。
- T-1000000 (『ターミネーター 2:3-D』)
- スカイネットのセンターコアの防御用である液体金属型巨大ターミネーター。T-1000の体積を増したようなもの。スカイネットに侵入するもの全てを攻撃する。T-1000と同じく武器は内蔵しない。
- T-X (ターミネーター3)
- 2032年にスカイネットにより開発された初の対ターミネーター専用機。金属骨格を持つが、T-1000と同じように液体金属の性質を利用した変身が可能。プラズマ砲や火炎放射器やエンジンカッター等、非常に多彩な武器を内蔵する。
[編集] T-シリーズには含まれないターミネーター
- I-950 (小説『新ターミネーター2』)
- スカイネットが人間の子供に生体改造手術を施して作り上げた純粋なマシンではないターミネーター。映画では登場しない。
- ハンターキラー (『ターミネーター』『ターミネーター2』『ターミネーター 2:3-D』『ターミネーター3』)
- 長期にわたり生産された人工知能搭載の戦闘マシン。フェイズドプラズマ砲やミサイルを装備。戦車型や飛行機型等や昆虫型等のモデルが存在しサイズも大型から小型まで多様である。