RO&D
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RO&D(あーるおーでぃー、Roughly Obsess and Destroy)は、KAIENTAI-DOJO所属のTAKAみちのくが率いる、外国人プロレスラーを中心としたユニット。全日本プロレス、プロレスリング・ノアを舞台を中心に活動していた。RO&Dの名前が決まる前までは、「吉田屋USA」→「RAGD(ラフ・アンド・グレイツ・デンジャラスクルー)」と名乗っていた。一時期は太陽ケアのチャンピオンカーニバル優勝、三冠ヘビー級王座獲得など、全日本プロレスのすべてのタイトルを保持していたこともある有力なユニットであった。
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[編集] 経緯
所属するプロレスラーは、ほぼWWEに所属していた外国人選手であり、多くはTAKAみちのくがWWEに参戦していたときの人脈によるものである(太陽ケアだけは全日本プロレス所属)。
当初は全日本正規軍の対抗勢力として、「最強で最悪」の軍団という触れ込みの元、武藤敬司やLOVEマシンズ、健介ファミリーなどと抗争を展開した。
2004年は太陽ケア&ジャマール組が世界最強タッグ決定リーグ戦に優勝し、また一時期三冠ヘビー級王座を除く全日本プロレスのすべてのベルトを独占していた。レスラー同士の結束は固く、世界最強タッグ決定リーグ戦で優勝した後、「この勝利をギガンテスに捧げる」と急性心不全で急死した仲間にメッセージを送ったほどである。
ところが2005年に同じようなヒール軍団のVOODOO-MURDERS(以下「VM」と表記)が出現。RO&Dは「最悪」のヒールというギミックを奪われてしまったが、結果として正規軍に勝るとも劣らないファンの支持を獲得。大会前のメンバー紹介から始まる前説(通称RO&Dタイムで前説終了後に必ずVMが割り込み同様にメンバー紹介と前説を行なうのが恒例)勝利後には観客とともに叫ぶ「R・O・D・ブイヤーーーーッ! 」の雄叫びが大人気となる。
2005年7月、代々木大会にはTAKAみちのくが“強力助っ人”として蝶野正洋を紹介。これはTAKAが新日本参戦時に所属していたCTUと蝶野が当時共闘していたことから実現できたものであった。9月11日には、特別興行『RO&D祭り~BOOYA THE WORLD~』をディファ有明にて開催する。
しかし2006年初頭のシリーズに於いて太陽ケアとディーロ・ブラウンに仲間割れが生じ、同年3月まで確執が続いたものの和解。また新メンバーのマット・モーガンを迎えた(5月シリーズ開幕戦でのTAKAのマイクで戦力外とされた)。右手指複雑骨折で戦線離脱していたTAKAみちのくも5月に復帰。6月にはWWE時代にジャマールとタッグを組んでいたRO'ZがRO&D入りした。しかし、9月3日の札幌大会で突如RO'ZがVMに寝返り、RO&D脱退を表明した。
2006年9月17日、VMと解散を賭け対決したが、ディーロとブキャナンが試合の途中でVMへ裏切り敗戦してしまう。試合後にTAKAとケアを救出しに来た武藤敬司とカズ・ハヤシに、解散せずに共闘してVMを倒すよう提案されるが、TAKAはすでに一度言ったことだからとRO&D解散を決定。3年間の歴史に幕を降ろした。最終所属レスラーであるTAKAとケアは、これ以降本隊と共闘していくこととなった。
しかしこれまで敵対していた正規軍とのタッグもしっくり来ないため、しばらくRO&Dを封印。ケアは正規軍へ、TAKAみちのくは、TAKAみちのくとして全日本を一時離脱する(離脱後ペペ・みちのくが参戦)。
2007年4月28日、NOAH武道館大会のGHCタッグ王座戦後、TAKAみちのくとKAZMAが突如現れ、再結成したRO&Dの参戦をマイクアピール。GHCタッグにディーロ・ブラウンとブキャナンを挑戦させる構えを見せた。これにより舞台を全日本プロレスからプロレスリング・ノアに移し約半年ぶりにRO&Dが復活した。
ブキャナン達がRO&Dに戻ったいきさつはTAKA本人も「それは、それとして。」と流している。
しかしGHCタッグ王座戦にて、王者秋山、力皇組からは勝利を得ることはできなかった。その後王座組のタイトル返上に伴い行われた新王座決定トーナメントに出場し優勝してGHCタッグ王座となる。しかし七日後の初防衛戦にて丸藤、杉浦組に王座を奪われてしまった。
2008年6月、ディーロがWWEと再契約したため所属レスラーが2人だけとなった。TAKAもRO&Dとしての活動はほとんど行っていないため半ば解散状態になっている。
[編集] 所属レスラー
- TAKAみちのく(KAIENTAI-DOJO所属)
- ブキャナン
[編集] 元所属レスラー
- ギガンテス(2003年12月6日に急性心不全のため急死)
- ザ・グラジエーター(RO&D結成後まもなく、NOAHへ転出、2007年2月死去。)
- リコ(2005年5月に本業の警官に戻るため引退)
- ジャスティン・クレディブル(2005年6月WWE復帰)
- 蝶野正洋(2005年7月代々木大会の“強力助っ人”として参戦)
- ジャマール(2006年ウマガとしてWWE復帰)
- マット・モーガン(2006年5月に戦力外通告、現在はTNAで活躍。)
- RO'Z(2006年9月にVMへ寝返り、現在はレスラー活動休止)
- KAZMA
- 太陽ケア ※RO&Dとしての活動は現在封印中。
- ディーロ・ブラウン (2006年9月にVMに寝返るも復帰、しかし2008年6月にWWEと再契約)
- 準所属
- PSYCHO(KAIENTAI-DOJO所属)
- BLUE-K
[編集] 獲得タイトル
- 全日本プロレス
- 三冠ヘビー級王座‐第34代 太陽ケア
- 世界ジュニア・ヘビー級王座‐第22代 TAKAみちのく
- 世界タッグ王座‐第51代 太陽ケア&ジャマール
- アジアタッグ王座‐第78代 ブキャナン&リコ
- チャンピオン・カーニバル‐2006年度優勝 太陽ケア
- 世界最強タッグ決定リーグ戦‐2004年度優勝 太陽ケア&ジャマール