POBox
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POBox(ピーオーボックス、Predictive Operation Based On eXample)は、ユーザインターフェースの研究者で、元ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員の増井俊之が考案・開発した、文章入力補助機能のソフトウェアである。
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[編集] 特徴
POBoxは「予測/例示インタフェース」を採用し、ユーザからの入力に対して次のように処理を行う。
- 変換辞書に登録されてる単語について、入力文字の組み合わせから予測して候補を表示する。
- 過去の入力内容、単語の使用頻度に基づいて、入力単語を予測して候補を表示する。
使い込むほどにユーザの癖を学習し、極端な場合、1文字入力とカーソル操作で希望する文章の入力が完了する。PDAや携帯電話といった、入力デバイス(キーボード)空間が制約される環境で真価を発揮する。
[編集] 対応プラットフォーム
[編集] パーソナルコンピュータ・携帯情報端末
[編集] 携帯電話
au C406Sより搭載され、以後のソニー、ソニー・エリクソン製の日本国内向け端末に標準で搭載されている。ソニー・エリクソンの携帯電話はオムロンのAdvanced Wnnと組み合わせて搭載されている。
- 上位版
- 予測変換ウィンドウにタブを採用し、使い勝手を向上させている。さらに入力詳細設定で文字入力時の細かい設定ができるようになった。
- POBox Pro 2.0(搭載機種:SO905i/Cyber-shotケータイ SO905iCS/W54S/Cyber-shotケータイ W61S)
- POBox Proより学習機能・予測機能を強化。新たに文字入力後に接続語を予測する「つながり候補」機能がが追加された。
- POBox Pro E(搭載機種:W62S)
- POBox Pro 2.0をベースに、英語の予測変換に対応している。
- POBox Pro 3.0(搭載機種:SO906i/フルチェンケータイ re(W63S))
- POBox Pro 2.0からさらに学習機能・予測機能が進化している。新機能として複合語入力に対応した「つなげて入力」、話し言葉を学習、候補に表示する「しゃべり語学習」が追加されている。さらに、SO906iにはキーを押し続けることで同じ文字を連続入力できる「つづけて入力」、デコメールの色付き文字を学習する「カラフルPOBox」を搭載している。
[編集] 家電製品
- ソニー Airboard
- ソニー DCR-IP55(カムコーダ)
- ソニー DPP-EX50(デジタルフォトプリンター)