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PIAT - Wikipedia

PIAT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

PIATを構えるカナダ兵
PIATを構えるカナダ兵
弾体が装填された状態で展示されるPIAT
弾体が装填された状態で展示されるPIAT
PIATの装填部
PIATの装填部
PIAT用の弾体
PIAT用の弾体

PIAT (ピアット)は、第二次世界大戦当時、イギリス軍が装備した対戦車擲弾筒である。名称は "Projector, Infantry, Anti Tank" の略。

目次

[編集] 構造

構造が独特なため分類が困難であるが、強いて言えば強力なバネを用いた近代型バリスタとスピゴット式擲弾発射器の中間的なものといえる。

バズーカ(米)やパンツァーシュレックパンツァーファウスト(独)等といった同時代の携帯対戦車兵器が、言ってみればパイプに弾体を押し込み、後方噴流を逃がす仕組みになっている[1]のに対し、PIATでは薬室後方が閉鎖され、そこに撃針のついた底板とバネが配置されている。この独特の構造により、ロケットランチャーや無反動砲と異なり閉鎖空間や後方に空きが無い個所からの安全な発射が可能となっている。ただし、構造上の欠点として下方を狙うと砲弾がずり落ちてしまうというものがあり、高所から低所を狙う様な場面では苦労したものと推測される。

発射筒外部には肩当て、トリガー、照準、単脚が付いている。発射器の材質にはそれほど上等なものは使われなかったが、各部は頑丈に出来ていた。

[編集] 使用手順

射撃手順は以下の通りである。

  1. PIATを地面に垂直に立て、90kgものテンションがあるバネを発射位置にコッキングする。小柄な兵士だとコッキングに失敗した際、バネにより飛び出した発射筒で顔を打つ恐れがあったため、軍でも「身長168cm以下の兵士は注意するように」と促していた。
  2. 照準器を引き起こす。照準器は70ヤード(約64m)、100ヤード(約91m)のどちらか望む方に設定できた。
  3. 照準の設定が終わったところで、弾体を装填する。写真を見れば分かるように、PIATは発射筒前上方が開放されているので、ここから発射薬、そして対戦車擲弾を装填する。これで発射準備は完了する。
  4. 敵戦車を照準設定距離まで引き付け、引き金を引く。この大型の引き金は指四本を使う必要があるほど重い。そしてあらかじめ縮められたバネが撃針のついた底板を押し上げ、弾体底部のごく少量の発射薬を発火させ、弾体を飛翔させる。
    • このとき、設計上では火薬の圧力でバネは再び縮められ発射位置まで後退する。しかし、たいていは後退に失敗し、再装填の前に手動で撃針のついた底板を後退させなければならなかったと言われている(しかも敵前で)。

対戦車戦闘時の射程距離は約100m、建築物などに対する曲射の場合は約350mで、使用される成形炸薬弾は100mmの装甲板を貫徹する能力を持っていた。

[編集] 沿革

戦前に英国陸軍のスチュワート・ブラッカー中佐が発明し、これに合わせた成型炸薬弾と共に1940年に軍に提出していたものだが、この時は粗雑な兵器であるとして採用されなかった。中佐は今度は秘密兵器の開発を担当する機関・MD1にこの兵器を持ち込み、改良を加えられPIATとして採用されることとなった。

英軍兵士の間では装填時の苦労や射程の短さ、放物線を描く弾道による命中率の悪さもあってPIATの評判は芳しくないが、敵戦車に効果のある唯一の携帯兵器として広く使用された。実戦ではティーガー戦車の側面を撃ちぬいて搭載弾薬を誘爆させ撃破したこともある。またワルシャワ蜂起の際、レジスタンスに対し輸送機から補給物資として投下され使われている。もっとも後継にバズーカや無反動砲が配備されると次第に置き換えられていき、1950年に退役した。

[編集] 諸元

  • 口径:76mm
  • 全長:99.04cm
  • 重量:14.4kg
  • 砲身長:86.4cm
  • 弾体長:38.1cm
  • 弾体重量:1.35kg
  • 対戦車有効射程:90m
  • 最大射程:685m
  • 使用弾種:対戦車成型炸薬弾、破片榴弾、煙幕弾など

[編集] 脚注

  1. ^ バズーカとパンツァーシュレックはロケットランチャー、パンツァーファウストは無反動砲に分類される


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