ISO 8601
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ISO 8601形式の現在時刻 (UTC) |
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2008-06-20T19:00:34+00:00 |
ISO 8601は日付と時刻の表記に関する国際規格。 正式な題はData elements and interchange formats -- Information interchange -- Representation of dates and times。最新版は2004年に発行したISO 8601:2004である。古い版としてISO 8601:2000、ISO 8601:1988があった。
対応する日本工業規格として、JIS X 0301(情報交換のためのデータ要素及び交換形式 ― 日付及び時刻の表記)がある。ただし、明治以降の和暦の表記のしかた(H16.04.01などのM, T, S, H)についての記述が追加されている。
目次 |
[編集] 日付
ISO 8601では日付の指定の仕方に、年と月と日を指定する方法、年と年内の日の番号を指定する方法、年と週と曜日を指定する方法の3つがある(それぞれは下で詳説)。
ISO 8601では日付の表記にグレゴリオ暦を用いることになっているので、ユリウス暦の用いられていた時代の日付を表す際にはグレゴリオ暦に換算する必要がある。
年の表記は 0001 が西暦1年を表し、0000 は紀元前1年、-0001 は紀元前2年である。年の表記は4桁の数字またはプラス(+)マイナス(-)の付いた6桁の数字である必要があり、西暦62年は 0062 または +0062、+000062 のいずれかで表記する。0年に関してのマイナス(-0000 および -000000)は許されない。
月の表記は 01 から 12 の値を取り、それぞれ1月から12月を表す。
日付、時刻のいずれの表記においてもハイフン (-) やコロン (:) を用いないのが標準表記であり、区切り文字を用いるのは拡張表記である。日付と時刻の組合せにおいてこれらの混在は許されず、統一しなければならない。
[編集] 年と月と日
YYYY-MM-DD と表記する。
DD や MM-DD は省くことが可能であり、その場合は月や年を表す。
- 例:
[編集] 年と年内の日の番号
YYYY-DDD と表記する。 DDD は、年内の日の番号である。1月1日は 001 と表記し、12月31日は平年では 365 、閏年では 366 になる。
- 例:
- 2004-092 (2004092)
- 2004年の第92日目、すなわち4月1日を表す。
- 2004-092 (2004092)
[編集] 年と週と曜日
YYYY-Www-D と表記する。ww は年内の暦週の番号で、年の第1週は 01、最終週は 52 または 53 となる。第1週は事実上1月4日を含む週に等しい。D は曜日を表し、月曜日が 1、日曜日は 7 である。
- 例:
- 2004-W14-4 (2004W144)
- 2004年の第14週の木曜日、すなわち4月1日を表す。
- 2004-W14-4 (2004W144)
[編集] 時刻
時刻の表記には hh:mm:ss の形式が用いられる。hh は時で 00 から 24 の値をとる。mm は分で 00 から 59 の値をとる。ss は秒で 00 から 59 及び閏秒に 60 の値をとる。ss, mm:ss の部分は省略可能で hh:mm, hhの形式も使用可能。
最も下の要素では小数値を用いることができる。小数点にはコンマ (,) が推奨されており、ピリオド (.) を用いることもできる。
- 例:
- 11:30:30,5 (113030,5)
- 11時間30分30.5秒
- 11:30,5 (1130,5)
- 11:30:30 と等価。
- 11.5
- 11:30 と等価。
- 11:30:30,5 (113030,5)
日の変わり目の表し方は2通り以上あり、00:00 と 24:00, 24:00:00 などで表すことができるが、00:00は日の初めで 24:00 は日の終わりを表す(2004-03-31T24:00Z は 2004-04-01T00:00Z と同じ時刻を表す)。
[編集] タイムゾーン指定子
- UTC (UTC)
時刻の後ろに Z を添える。
- 例:
- 2004-04-01T12:00Z (20040401T1200Z)
- UTCでの2004年4月1日の正午
- 2004-04-01T12:00Z (20040401T1200Z)
- UTC以外のタイムゾーン
時刻の後ろに ±hh:mm, ±hhmm, ±hh のいずれかを添える。ただしUTCを表す場合は必ずプラス(+)を用いる(+0000)。
[編集] 日付と時刻の組合せ
<date>T<time> のように日付と時刻の間にTを挟んで表記する。(例:2004-04-01T12:00:00+09:00=日本時間での2004年4月1日の正午)
[編集] 期間
特定の期間を表す場合、開始日時/終了日時で表記される。それぞれの日時は上述の日付あるいはそれに付属した時刻によって表記され、その2つの時刻の間に半角スラッシュ ("/") を挿入する。
- 例:
- 2004-04-01/2005-07-01
- 2004年4月1日から2005年7月1日まで
- 2004-04-01T12:00:00+09:00/2007-08-31T15:00:00+09:00
- 日本時間 (JST) で、2004年4月1日12時0分0秒から2007年8月31日15時0分0秒まで
- 2004-04-01/2005-07-01
なお期間の明示にあたっては、開始日時と終了日時で年あるいは年と月が同一である場合、それを省略することができる。
- 年が同一の場合の例:
- 2004-04-01/07-01
- 2004年の4月1日から7月1日まで
- 2004-04-01/07-01
- 年と月が同一の場合の例:
- 2004-04-01/15
- 2004年4月の1日から15日まで
- 2004-04-01/15
[編集] 外部リンク
[編集] 資料
すべて英語