EXPOスクランブル
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『EXPOスクランブル』は、1985年3月18日から同年9月16日までTBS系列(JNN)で放送されていた、科学万博関連テレビ番組である。
茨城県筑波郡谷田部町(現・つくば市)で行われている科学万博開催中の平日、カナダ政府が開設した「カナダ館」にサテライトスタジオを設置。若手タレント、アイドル歌手などを司会に据えて、万博関連情報やバラエティー企画を放送していた。
当初はTBSと北陸放送(MRO、石川県)の2局のみでの放送で、月曜~金曜・17:30~18:00に放送されていた。しかし、当時同じ時間帯に放送されていた『夕やけニャンニャン』(フジテレビ)との視聴率争いに敗れたこと、低迷の続くTBS系列の月曜~金曜の正午帯のテコ入れ(前番組『社長かヒラか!ハイ&ロー』が打ち切られた穴を埋める(つなぎ番組)意味合いがあった)、加えて多くの来場者が予想される夏休み期間を迎えたため、1985年7月22日以降は12:00~12:40に放送時間を移し、全国ネットで放送されるようになり、番組タイトルも「わくわく生ネットワーク・EXPOスクランブル」と改題され、万博終了日の同年9月16日まで放送がされた。
[編集] 主な出演者
- 生島ヒロシ(放送当時TBSアナウンサー、総合司会)
- 松宮一彦(故人、放送当時TBSアナウンサー、総合司会)
- 浦口直樹(TBSアナウンサー)
- とんねるず(月曜レギュラーMC)
- 田代まさし(火曜レギュラーMC)
- 桑野信義(火曜レギュラーMC)
- 柳沢慎吾(水曜レギュラーMC)
- 吉村明宏(木曜レギュラーMC)
- 藤沢かずよし(木曜レギュラーMC)
- 山田邦子(金曜レギュラーMC)
- 浅香唯(番組アシスタント)
- RUSH
[編集] 番組関連雑記
- 月曜日の演出は、当時とんねるず出演番組(日本テレビ「コラーッ!とんねるず」)の演出を担当していた堤幸彦が担当していた。彼の「画作り」は当時から一風変わったところがあったとされ、他曜日に比べるとカメラアングルやスイッチングなど映像構成の仕方が(良い意味で)バラエティらしくないと評価を受けていたようである。
- 生放送していた科学万博「カナダ館」内サテライトスタジオの設備はTBSがスペースを確保し、技術会社「東洋ビデオ」が機材を揃え、それをTBSがレンタルする形で使用されていた。しかし機材の設備負担が大きかったため、番組終了後しばらくして「東洋ビデオ」が倒産してしまったという「真偽不明の噂」が一部で囁かれていた。テレビカメラは、学校法人東放学園・新宿スタジオに譲渡(その後、地方局へ再譲渡)された。ちなみに、外部技術会社が放送設備を整備し、放送に使用するというケースがTBSには「千代田スタジオ」(千代田区・科学技術館内、千代田ビデオ管理)や「日比谷シャンテスタジオ」(千代田区・日比谷シャンテ地下、千代田ビデオ管理)、「新宿高島屋HMVスタジオ」(渋谷区・東通管理、BS-iの番組で使用)など複数ある(「千代田スタジオ」を除き、現在すべて閉鎖)。
[編集] 番組の変遷
TBS系 平日17時台後半 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
EXPOスクランブル
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TBS系 平日12:00~12:40 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
わくわく生ネットワーク
EXPOスクランブル |