Carrara (ソフトウェア)
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| Carrara | |
| 開発元： | DAZ Productions |
|---|---|
| 最新版： | Carrara 6.12 / 2008年4月11日 |
| 対応OS： | Mac OS X、Windows |
| 種別： | 3DCGソフトウェア |
| ライセンス： | プロプライエタリ |
| 公式サイト： | www.daz3d.com/i.x/software/carrara/ |
Carrara（カラーラ）は、DAZ Productions社が所有し開発をしている統合型3DCGソフトウェアである。RayDreamとInfini-Dの両3DCGソフトウェア後継製品と位置付けられ、当初MetaCreations社によって開発・販売された後に同社から分離独立したEovia社に移ったが、DAZ Productions社によるEovia社買収のため現在の体制に至る。
目次 |
[編集] 特徴
他の3DCGソフトウェアと競合する中で、Carraraは比較的低価格でありながら統合型3DCGソフトウェアに求められる一通りの機能をそろえていることが特徴的な製品であり、とりわけレンダリング品質の良さと速さにおいてコストパフォーマンスに優れる。また、Mac版およびWindows版が単一パッケージに含まれておりユーザーがいずれかのOSでの使用を任意で選択する事ができるので、ユーザーがOSを替えても新たな出費をすることなく乗り換えることが出来る。なお日本語版としては最新のCarrara 5 は2万円台で、Carrara 5 Pro は4～5万円台の小売価格で販売されている(2008年2月時点)。
[編集] 機能
前述の通り、3DCGソフトウェアとして一通りの機能をそろえている。特に、地形や環境、風景を作成する機能の利便性が良い。モデリングは、ポリゴン方式とサーフェイス方式の両方をそろえている。レンダリングも高速である。アニメーション機能もあり、物理シミュレーションなど高度なものも備えている。
また、そのほかにも以下のような利点や欠点はある。
[編集] 利点と欠点
[編集] 利点
- 低価格で購入できる
- ビギナーにも扱いやすい操作性
- コストパフォーマンスが良い
- OpenGLがサポートされている
- Poserとの連携がいい
[編集] 欠点
- 日本語版のリリースが遅れがちで日本語版特有のバグも散見される
- 日本での知名度は低く日本語版のマニュアルや書籍が非常に少ない
- Webサイトのクイックツアーだと、基本的なことしかわからない
- アニメーションのプレビュー時、音声が再生されない→ver6.2で解消
- アカデミック版が存在しない為、他のハイエンドソフトをアカデミック価格で購入できる学生にとっては、価格があまり魅力的ではない
- 日本語版webサイトの充実度が低く、基本的なスペック表示にもミスが目立つ（指摘があっても訂正されない）
[編集] バージョン履歴
| バージョン | プラットフォーム | 発売日(日本語版) |
| 1.0 | Windows/Mac OS | 2000年3月30日 |
| 2.0 | Windows/Mac OS/Mac OS X | 2002年12月13日 |
| Basics | Windows/Mac OS/Mac OS X | 2003年1月31日 |
| 3.0 | Windows/Mac OS/Mac OS X | 2004年3月26日 |
| 4.0 | Windows/Mac OS X | 2005年5月27日 |
| Basics 2 | Windows/Mac OS X | 2005年12月16日 |
| 5.0 | Windows/Mac OS X | 2006年7月7日 |
| 6.0 | Windows/Mac OS X | 日本語版未発売 |
