ATR (航空機メーカー)

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ATR (Avions de Transport Régional) は2つの航空機メーカー、フランスのアエロスパシアル (Aérospatiale) とイタリアのアエリタリア（現アレーニア・アエロナウティカ：Alenia Aeronautica）が1982年に興したコンソーシアム（共同事業体）である。アエロスパシアルがEADSに統合されたので、現在はEADSとアレーニア・アエロナウティカがそれぞれ半数の株式を所有する子会社である。今のところ、日本におけるATR社機の導入実績はないが、最近、日本での販売体制を強化している。日本国内での販売代理店は伊藤忠アビエーション（伊藤忠商事の子会社）。

[編集] 機体リスト

ATR 42 - 最初の共同開発機である双発ターボプロップ近距離用旅客機。約50人乗り。1984年 8月16日に初飛行した。最新型はATR 42-500型。
ATR 72 - ATR 42のサイズアップ機。約70人乗り。1985年のパリ航空ショーで発表された。最新型はATR 72-500型。

[編集] その他

ATRはターボプロップ機のみの生産に限定しているため、リージョナル航空会社で使われることが多い。カリビアン航空、ビンターカナリア航空、復興航空(台湾)、LOTポーランド航空などが顧客である。
2003年、ATRはジェット機の生産をすると発表した。
2007年4月、ATR社副社長が来日し、全日本空輸、日本エアコミューターなどの航空会社や北海道、沖縄県などの地方公共団体を訪問しATR機の商品特性について説明した^[1]。
2007年6月、アレーニア・アエロナウティカの親会社であるフィンメッカニカ社の社長兼CEOが来日し、ATR社の日本の小型旅客機市場への参入を表明した^[1]。