69 sixty nine
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69 sixty nine(シクスティ・ナイン)は、1987年に出版された村上龍の長編小説およびそれを基にした2004年の映画作品。
1969年の長崎県佐世保市を舞台に村上自身の実体験を基にした青春小説である。 2004年に主演妻夫木聡、脚本宮藤官九郎で映画化された。
目次 |
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
ベトナム戦争と学生運動に揺れた1969年、基地の町・佐世保の高校に通う、高校三年生の矢崎剣介<あだ名はケン>(妻夫木聡)がいた。彼は退屈とレールに敷かれた人生を何よりも嫌う自分を含めた生徒達を管理の檻に押し込めようとする大人に反抗するため(本当は同級生のマドンナ、「レディ・ジェーン」こと松井和子(太田莉菜)の気を惹くため)に、親友の「アダマ」こと山田正(安藤政信)らと共に映画・演劇・ロックがごちゃ混ぜになった一大フェスティバルの開催を企画する。人生は楽しんだ者勝ちというモットーの具体的意義もあったが、“レディ・ジェーン”松井和子を主演女優に据えれば自分は主演俳優兼監督として堂々と彼女とイチャつけるという煩悩に塗れた野望もあった。更には彼女の発した「デモやらバリケードやらする人の気持ち、分かるような気がする」という言葉を勝手に脳内妄想で肥大化させ、「デモやらバリケードやらする人大好き」という彼女の理想(本当は違う)を叶えるために、校内の中核派を言いくるめて学校をバリケード封鎖する事に決めたのだが、話はどんどん膨れ上がり、テレビ局や報道陣まで出動する騒ぎになる。
[編集] 映画
69 sixty nine | |
監督 | 李相日 |
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製作 | 東映 テレビ朝日 TOKYO FM WOWOW 朝日放送 カルチュア・パブリッシャーズ スターダストピクチャーズ 長崎文化放送 |
脚本 | 宮藤官九郎 |
出演者 | 妻夫木聡 安藤政信 金井勇太 太田莉菜 柴田恭兵 井川遥 |
主題歌 | CHEMISTRY 「いとしい人」 |
撮影 | 柴崎幸三 |
編集 | 今井剛 |
配給 | 東映 |
公開 | 2004年7月10日 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
allmovie | |
IMDb | |
[編集] キャスト
- 妻夫木聡
- 安藤政信
- 金井勇太
- 水川あさみ
- 太田莉菜
- 三津谷葉子
- 星野源
- 加瀬亮
- 与座嘉秋(ホーム・チーム)
- 三浦哲郁
- 柄本佑
- 瀬山俊行(ナイーブ)
- 嶋田久作
- 峯村リエ
- 豊原功補
- 桐谷健太
- 澤田俊輔
- 宮内陽輔(ヨースケ@HOME)
- 氏家恵
- 菊地百合子
- 三浦誠己
- 千葉哲也
- 豊田眞唯
- 田中哲司
- 神戸みゆき
- 伊藤洋三郎
- 眞島秀和
- 田中鈴之助
- 森川涼
- 西山宗佑
- 栗山直人(アームストロング)
- 安村昇剛(アームストロング)
- 新井浩文
- 井川遥
- 村上淳
- 橘ユキコ
- 上原由恵
- 鈴木一功
- 半海一晃
- 江口のりこ
- ケニー・スコット
- ピニー・マーティン
- 有山尚宏
- 山本隆司
- 岡田正
- 本多章一
- 山根和馬
- 森下能幸
- 小日向文世
- 原日出子
- 岸部一徳
- 國村隼
- 柴田恭兵
- 夏木彩