054A型フリゲート
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| 054A型フリゲート | ||
|---|---|---|
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| Type054A | ||
| 概歴 | ||
| 就役開始 | 公試中 |
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| 前級 | 江凱型フリゲート | |
| 次級 | ||
| 同型艦 | 5? | |
| 要目 | ||
| 艦種 | フリゲート（防空） | |
| 艦級 | 054A型 | |
| 排水量 | 満載排水量 | 約4,000t |
| 全長 | 133m? | |
| 全幅 | 17m? | |
| 吃水 | ||
| 機関 | Combined diesel and diesel (CODAD) | |
| 速力 | 25-30kn? | |
| 航続距離 | ||
| 乗員 | ||
| 武装 | AK-176 60口径76.2mm単装砲 | 1基 |
| 730型30mmCIWS | 2基 | |
| 鷹撃83SSM4連装発射機 | 2基 | |
| HQ-16(紅旗16)もしくは9M-317ME対空ミサイル | 32セル | |
| 324mm短魚雷3連装発射管 | 2基 | |
| 81型対潜ロケット / RBU-1200 6連装発射機 | 2基 | |
| 搭載機 | Ka-28対潜ヘリコプター（ヘリックス） もしくはZ-9C対潜ヘリコプター | 1機 |
| レーダー | MR-750MA（Top Plate-B） | 1基 |
| 346型（MR-36A） | 1基 | |
| MR-90（Front Dome） | 4基 | |
| MR-331（Band Stand） | 1基 | |
| 344型（MR-34） | 1基 | |
| RM-1290（Racal Decca） | 2基 | |
| 戦闘システム | ||
054A型フリゲート（054エーがたフリゲート）とは、舟山級フリゲート（ジャンカイ型/江凱型）の改良型と思われる、中国人民解放軍海軍の新型フリゲート。
まだ実戦配備されたものはなく、2007年6月には1番艦の公試が行われている。054型の調達は2隻で終わり、今後はこの054A型が中国海軍の主力フリゲート（053型フリゲート系列の後継）として整備されていく模様である。
054A型は、2007年時点で#529舟山と#530徐州が公試中で、現在上海の滬東造船廠と広東省広州の黄埔造船廠で合計5隻が建造と推定されている。
[編集] 概要
中国海軍の装備は、原設計が1950年代の053型フリゲートなど旧態依然としたものが多かったが、瀋陽級駆逐艦や、054A型フリゲートが実戦配備され十分な性能を発揮すれば近代的な装備となるだろう。054A型の基本的な配置は054型と同じだが、艦橋前にあったHQ-7対空ミサイルの8連装発射機が、アメリカのMk41 垂直発射システム (VLS)に似た方形の32セルVLSになっている。これまで中国海軍が装備しているVLSは、旅洋II型駆逐艦（052C型）の HQ-9対空ミサイル用円形VLSしか知られていなかった。このVLSに搭載されるミサイルは、中国が開発したHQ-16艦対空ミサイル、もしくはロシアの新型フリゲート22350型（アドミラル・ゴルシコフ級）が装備する9M-317ME「シュチーリ1」ではないかと推測されている。
HQ-16の詳細については不明であるため、ここでは「シチューリ1」について紹介する。「シュチーリ1」は改ソヴレメンヌイ級が装備している9M-38M「ヨズ」（NATOコード：SA-N-12グリズリー Grizzly）の改良型で、これまで使用されてきた3S-90単装発射機に変わり3S-90E1と呼ばれる方形VLSから発射される。射程距離も「ヨズ」の50kmから延伸されている可能性がある。ロシアの22350型フリゲートはフェイズド・アレイ・レーダーで「シチューリ1」を管制するようだが、054A型は9M-38系対空ミサイル管制用のMR-90「オリェーフ」（NATOコード：フロントドーム /Front Dome）4基が装備されており、「シチューリ1」は「オリェーフ」でも管制可能と思われる。
また054型が装備していた近接防御システム（CIWS:Close-In-Weapon System）はロシア製のAK-6304基だったが、054A型ではより発射速度の高い730型CIWS2 基に変更されている。051C型駆逐艦も730型CIWSを搭載している事が判明しており、今後中国海軍大型艦艇のCIWSは730型で統一されていくだろう。
マスト上にはソヴレメンヌイ級駆逐艦や旅洋I型駆逐艦（052B型）と同じMR-750MA（NATOコード：トッププレートB/Top Plate-B）三次元対空レーダーが装備されている。ただし、三次元対空レーダーについては細部がMR-750MAとは異なるとの説も有り、MR-750MAを元に中国で生産されたレーダーである可能性もある。054型は同じ場所に363S型（TSR-3004 SEA-TIGER）対空レーダーを装備していたが、より高性能の三次元レーダーであるトッププレートBに置き換えられたようだ。艦橋のレドームはSSM 管制用のMR-331（NATOコード：バンドスタンド/Band Stand）火器管制レーダー。MR-331をSSM管制用に使用する事で、ヘリコプターをミサイルの中間誘導用に飛行させる回数を減らす事が可能となった。
建造前に公開された054A型の模型では前甲板上の砲は従来のT-100C 100mm砲が搭載されていたが、実際にはロシア製AK-176 76.2mm単装砲をベースに開発された中国製76mm単装砲に変更されたことが判明した。
[編集] 同型艦
| 1番艦 | 舟山 (Zhoushan) | 529 | 上海滬東造船廠で建造中。 2008年就役予定 |
| 2番艦 | 徐州 (Xuzhou) | 530 | 広州黄埔造船廠で建造中。 2008年就役予定。 |
| 3番艦 | - | - | 上海滬東造船廠で建造中。 |
| 4番艦 | 黄山 (Huangshan) | 570 | 広州黄埔造船廠で建造中。 南海艦隊に配備。 |
| 5番艦 | - | - | 上海滬東造船廠で建造中。 |
