飛翔鮫
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飛翔鮫(ひしょうざめ、海外名は FLYING SHARK)は、1987年にゲームセンターに登場した縦スクロール・シューティングゲーム。販売はタイトー、製作は東亜プラン。
ステージは社員旅行で東南アジアへ行った影響から南国テイスト。 自機は複葉機、敵機でプロペラ機や戦車、船舶、砲台など。
自機の武器はパワーアップアイテムを取るごとに発射弾数が放射状に広がっていくメインショットと、ボタンを押してから爆発までに少し間があるが強力な爆弾。スピードアップや武器チェンジは無い。
難易度は東亜プランのゲームの中ではスラップファイトと同じく、かなり低い。極めてオーソドックスな作りで、テクニカルな要素が少ない。シューティングゲームが得意な人なら、気軽にちょっとやり込めば1周できるレベルで、初心者にも易しい。ゲームバランスは良好。このゲームは切り返し避け系シューティングゲームの元祖とされる。高速な敵弾を切り返して避けるには多少のコツが必要なため、遅めの自機の移動速度や大きめの当り判定には十分注意する必要がある。
[編集] 前後の東亜プラン作品との関係
- 東亜プラン縦STG初の左右スクロール
基本の縦スクロールと同時に、自機の左右移動にあわせて左右にもゆっくりスクロールする。 このためより広い(具体的には4/3倍)空間でのプレイが可能になり、内容の多様さが増した。 スターフォース(1984年)やジャイロダイン(1984年)から採用され始めた仕組みだが、雷電や怒首領蜂ほか多くの現代STGにも採用されている。
- コンティニュープレイも可能に
それまでの東亜プランSTGではゲームオーバー後は最初からのプレイであったが、当作品からはゲームオーバー付近の場所から継続してプレイすることが可能となった。