電磁開閉器
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電磁開閉器（でんじかいへいき、Electromagnetic Switch、略称MS）は、電磁石の動作によって電路を開閉する電磁接触器（Electromagnetic Contact、MC）と、過負荷により回路を遮断するサーマルリレー（Thermal Relay）等を組み合わせた開閉器（スイッチ）である。マグネット・スイッチなどとも呼ばれる。
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[編集] 構成
[編集] 電磁接触器
[編集] サーマルリレー
内部にヒータとバイメタルが入っていて動作電流値を機械式サーモスタットのようにダイヤル設定する。通常3極品は両端2極のみヒータが入っている。 自動復帰と手動復帰の設定を誤ると事故の原因となる。 電流整定値はモータ負荷で通常時の1.73倍以下の値にセットする。これ以上にセットするとモータが回転中に単相運転になった場合の保護が出来ない。
接点の様子
 接点の様子（OFF） |
 接点の様子（ON）。 右は補助接点で主接点と連動し動作している。 |
[編集] 種類
- 標準形 - 電磁コイルが励磁している間のみ接点が動作する。
- 可逆式 - 接点の相順位を切り替えることにより電動機の回転方向を逆転することが出来る。
- 直流操作形 - 直流電源によって動作させることが出来る。
- ラッチ形 - 電磁コイルの励磁が無くなっても投入状態を保持する。引外しは引外しコイルの励磁または機械的操作により行う。
- 高感度形 - プログラマブルコントローラなどの微弱なトランジスタ出力で直接動作させることが出来る。
[編集] 使用対象負荷
- など
[編集] 接点の保護
直流モーターやソレノイドなどといった直流の誘導性負荷は、電源を切った際に高電圧の逆起電圧を生じる。そのため、接点がダメージを受け寿命が短縮する場合がある。
対策として、主にバリスタやPNダイオードが用いられる。高周波成分を吸収する場合は、コンデンサと抵抗（CR）を組み合わせ用いられる。また、電磁開閉器（接触器）自体のコイルによる逆起電圧の対策としては、「サージ吸収器」などが各メーカーより供給されている。
