野田文隆
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野田文隆（のだ ふみたか、1948年2月8日）は日本の精神科医、多文化間精神医学者。宮崎県生まれ、鎌倉出身。大正大学教授。医学博士。精神保健指定医、多文化専門アドバイザー。
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[編集] 経歴
- 1972年3月 - 東京大学文学部英米文学科卒業。その後、広告コピーライターとして活躍
- 1984年3月 - 千葉大学医学部卒業
- 1984年5月 - 国立国府台病院精神科（ - 1985年9月）
- 1985年11月 - British Columbia大学（カナダ）精神科臨床研究員（ - 1989年7月）
- 1989年11月 - 精神医学研究所付属東京武蔵野病院精神科社会療法部長（ - 1999年3月）
- 1999年4月 - 大正大学人間学部人間福祉学科教授（現在に至る）
[編集] 兼務
- British Columbia大学医学部精神科Adjunct Professor（2002年1月 - ）
- 東京障害者職業センター 医学アドバイザー
[編集] 研究内容
1985年カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学に留学中より日本人、日系人のメンタルヘルスケアに携わり、現在も3ヶ月に1回ずつバンクーバー総合病院内で「多文化外来」を行っており文化間精神医学の視点から、在外邦人のメンタルヘルスに関する臨床研究を続けている。また、2003年より、在日外国人へのメンタルヘルスサービスの構築を目指し、日本在住の少数派民族が、家族内にメンタルヘルスの問題が起こった場合どのような対処行動をとるのか調査を行っている。
[編集] 所属学会
- 多文化間精神医学会理事長
- World Psychiatric Association, Transcultural Psychiatry Section 副会長
- World Association of Cultural Psychiatry 理事
- Pacific Rim College of Psychiatrists(環太平洋精神科医会議)President-elect
- 日本社会精神医学会理事
- 日本精神神経学会会員、日本スポーツ精神医学会会員、アメリカ精神医学会会員、カナダ精神医学会会員
[編集] 著書
- 『汗をかきかきレジデント』（星和書店、1991年）
- 『往診はサファリの風にのって』（ルイーズ.ジリックアール著）（訳著）（星和書店、1994年）
- 『異文化接触の心理学』（共著）（川島書店、1995年）
- 『誰にでもできる精神科リハビリテーション』（編著）（星和書店、1995年）
- 『精神医学レビュー 精神分裂病のリハビリテーション』(共著）（ライフサイエンス、1996年）
- 『心的トラウマの理解とケア』（共著）（じほう、2001年）
- 『学生のための精神医学』（共著）（医歯薬出版、2002年）
- 『精神科リハビリテーション・ケースブック：Back to the community』（医学書院、2003年）
- 『領事担当官ハンドブックー在外邦人のためのメンタルヘルスケア』（外務省、2003年）
- 『大規模緊急事態におけるメンタルヘルス・ケア・ハンドブック』(外務省、2004年）
- 『間違いだらけのメンタルヘルス』（大正大学まんだらライブラリー、2004年）
- 『こんな精神科医に会いたかった-魂の手紙治療-』（マルク・デ・デヘルト他著）(訳著)（創英社/三省堂、2006年）
- 『人間っていいな：社会福祉言論I』(共著)（大正大学出版会、2007年）
