酢酸ナトリウム
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酢酸ナトリウム | |
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IUPAC名 | 酢酸ナトリウム エタン酸ナトリウム |
別名 | 酢酸ソーダ |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 127-09-3(無水和物) 6131-90-4(三水和物) |
特性 | |
分子式 | CH3COONa |
モル質量 | 82.03g/mol(無水和物) 136.08g/mol(三水和物) |
外見 | 白色の潮解性粉末 |
密度 | 1.45g/cm3、固体 |
融点 |
324℃で分解 |
水への溶解度 | 76g/100ml(0℃) |
塩基解離定数 pKb | 9.25 |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
酢酸ナトリウム(さくさんなとりうむ)とは、酢酸とナトリウムのつくる塩である。示性式CH3CO2Naで表される。酢酸ソーダとも言う。無水物と三水和物が存在する。
無水物、三水和物ともに無色の結晶である。
無水物、三水和物ともに水によく溶けるが、有機溶媒にはほとんど溶けない。弱酸と強塩基の塩なので、水溶液は弱アルカリ性を示す。
酢酸と水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムの中和により三水和物が得られ、この三水和物を120℃~250℃で加熱すると無水物となる。
[編集] 用途
緩衝溶液の調製、染料の媒染剤に用いられるほか、融解熱が大きいので暖房器具の保温材としても使われる。漬物などの保存料がわりに使われることもある。
近年では、融解熱および過冷却時安定である性質を利用し、繰り返し使える懐炉とした製品がある。 なお、これは過飽和現象を利用したものであり過冷却ではない。