路上 (小説)
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『路上』(ろじょう、原題:On the Road)とはジャック・ケルアックの小説。作者が自らの放浪体験を元に書き上げた自伝的内容の小説である。ビート・ジェネレーション最高傑作と評される事も多い。1951年には既にほとんど完成されたが実際には1957年Viking Pressから出版された。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 概要
作者の体験が反映された小説であるため主な登場人物の大部分はケルアックの友人がモデルである。その中にはアレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ、ニール・キャサディ等ビート・ジェネレーションの指導的立場に立った人物も含まれている。
[編集] 影響
1940年代~50年代のアメリカをケルアックをモデルにした主人公サル・パラダイスがディーン・モリアーティ(ニール・キャサディがモデル)等とともにアメリカ大陸を自由に放浪する姿が刺激的に描かれその新しい価値観は世界中に影響を与えた。特にヒッピーからは熱狂的に支持されカウンターカルチャーにも大きな影響を与えた。また例えばアメリカのロックバンド、ドアーズはこの本を読まなかったら誕生してなかっただろう、とも言われている。