Wikipedia:論争の解決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
合意形成
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記事を編集しているときに、他者と論争が起きたときは、編集合戦にならないように注意してください。多くは保護の対象となり、編集自体が不可能になります。
編集合戦は、有効な解決手段ではありません。それどころか解決を阻害します。編集合戦が起こっている場合、すぐに中断してください。編集合戦をしている両者にそれ以上の編集をやめるよう呼びかけ、ノートで議論するようにさせてください。
それでも中断されなければ、ページの保護を依頼してください。そうすることによって、単なる荒らしの場合以外は、冷静になる時間ができます。保護された後は、適当な期間の後、ノートでの合意を経てから、保護解除の依頼を出してください。
以下で、詳細に、論争の解決法を見ていきます。
目次 |
[編集] ステップ1: 回避
論争を解決するための最も良い方法は、まずはそれを回避することです。あなたの編集に反対する編集をすぐにいじらず、最初はまず1日待って下さい、編集合戦の定義は24時間に2回以上のrevertを暗黙に禁止しています。
あなたが偏っていると考える編集や不正確だと考える編集を単純に元に戻す (revert) 衝動を抑え、代わりにその編集をさらに発展的に改善して下さい。そうすれば、差し戻すより、内容をより豊かにできます。
この際、要約欄で変更内容を簡潔に説明して下さい。野次や悪態に対しては報復しないで、無視してください。
注意すべきなのは荒らしと真摯な主張の対立を区別することです。荒らすひとは、あなたが怒って過激な行動をとることや、編集合戦が起きることを楽しみにして意図的に偏った編集を行う場合があります。
うまくいかない場合は、ステップ2へ進んでください。
[編集] ステップ2: 論争の相手と話し合う
多くの編集合戦ではノートでの議論は行われない傾向にあります。まず論争相手とその記事のノートページやユーザーの会話ページを使って問題について議論して下さい。記事の先頭などに、{{notice}}を使うなどして、ノートに議論場所がある事を記し誘導してください。
議論の際には、礼儀を忘れず、冷静に、個人攻撃はしないようにしてください。ノートでの議論は、事典になんと書くかが焦点であり、その項目の一般的な話題は、議論が拡散し合意が得られにくくなります。
和解に努め、ウィキペディアの三つの大事な方針である、中立的な観点で書く、検証可能性を守る、独自研究は載せないに従った編集ができるように合意することを目指してください。Wikipediaは民主的ではないため、片方の主張が少数であることを理由に議論を終わらすべきではありません。あくまで合意を目指してください。
最大限の努力と長い期間をかけて、議論を尽くしてください。現在、ここから先のステップはあまり有効に機能しているとは言えません。なお荒らしの場合は投稿ブロックなどの方法があります。
うまくいかない場合は、ステップ3へ進んでください。
[編集] ステップ3: 第三者を交えて議論する
論争相手との合意がうまくいかない場合は、他の人々に問題を公表することで、合意を目指す方法があります。ステップ1が失敗した論争についてはコメント依頼にお知らせ下さい(参考: 中立的な観点、正確さに疑問がある記事)。このときも、ウィキケットと中立的な観点に従うことを忘れないで下さい。
うまくいかない場合は、ステップ4へ進んでください。
[編集] ステップ4: 投票
合意に至るのが難しいときや、一人あるいは少数のユーザーが合意を無視していると思われるときは、投票の指針の原則に従って投票を準備し「現在行われている投票」に掲載して下さい。このときも、ウィキケットと中立的な観点に従うのを忘れないで下さい。
このステップまで進んでもうまくいかない場合、もしくは適切でないと思われる場合は……
[編集] ステップ5: 仲裁
残念ながら現在の日本語版ウィキペディアには、以上のプロセスが決裂した場合に論争を調停・仲裁する専門組織はありません(英語版には、Arbitration Committee(裁定委員会)と2004年1月に発足したMediation Committee(調停委員会)等があります)。このステップに辿り着いてしまった論争については、それが解決されるまでページの保護を続ける、という手段で対応しています。時が解決するのを、ひたすら待つのも良いでしょう。