蛇行
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蛇行(だこう)とは、蛇が這う姿のように曲がりくねって進むことを指す。蛇行運転など。 また、川や気流が曲がりながら流れることを指す。
川の流れがカーブの内側となる場所は、流れが遅く、土砂が堆積されるが、外側となる場所では、流れが急で、水深も深い。カーブの内側に土砂が堆積すれば、中洲を形成し、都市の中心が置かれることもある(例:大阪の中之島、パリのシテ島)。
川は地形の低い場所に水を流すため、自然状態では蛇行が当たり前である。しかし、洪水の原因となるため、第二次世界大戦後の日本では川の改修工事が進んで直線化し、「元-川」「旧-川」といった場所に、蛇行を残すだけのことが多い。 逆に自然を取り戻すために、一度直線化した河道をふたたび蛇行させる試みもある。