藤田太寅
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藤田 太寅(ふじた・たかのぶ、1938年 - )は、日本の経済ジャーナリストで、元NHK記者・解説委員。現在は民間の立場で活動している。
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[編集] 人物・来歴
東京都出身。寅年に生まれたことから「太寅」と命名された。
[編集] NHK時代
1963年、東京大学文学部社会学科を卒業し、NHKに放送記者として入局。初任地は新潟局。東京に異動後は報道局経済部で、当時の大蔵省、経済企画庁などを担当。その後大阪局報道デスクを経て報道局記者に復帰。「NHK特集」等の制作・演出を担当。1990年解説委員となり、経済番組の進行役などを務め、分かりやすい解説でお茶の間に親しまれた。1999年に定年退職。
[編集] 大学教授に
1999年4月、関西学院大学総合政策学部教授就任。日本経済論・メディア社会論を担当。ゼミ生を始め多くの学部生から親しまれ、人気教授となる。2005年3月、同大学客員教授。その後、日本たばこ産業(JT)監査役に就任。
[編集] 突然の脳出血・リハビリ
2007年5月、石川県内で講演中に脳出血を発症。処置は早かったものの、左半身が麻痺し、歩行が困難になる等の後遺症に苦しむ。医師からの教えで、体を動かすことで逆に脳を刺激し、再建する「CI療法」というリハビリを行い、3~4か月でまっすぐに歩けるようになった。
2008年2月10日、NHKスペシャル『闘うリハビリ』に黒崎めぐみとMCとして出演、久々に古巣NHKの番組に登場。そこで、自身の脳出血とリハビリの過程の一端を明らかにし、現代のリハビリ事情についてゲストの綾戸智恵らと考察した。