落慶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仏教 |
---|
基本教義 |
縁起 四諦 八正道 三法印 四法印 諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦 |
人物 |
釈迦 十大弟子 龍樹 |
如来・菩薩 |
仏の一覧 |
部派・宗派 |
原始仏教 上座部 大乗 |
地域別仏教 |
インドの仏教 中国の仏教 |
韓国の仏教 日本の仏教 |
経典 |
聖地 |
八大聖地 |
ウィキポータル 仏教 |
落慶(らっけい)とは、寺社などの新築、また修理の完成を祝うことである。
「落」とは「落成」のことで、中国で宮廷ができた時の祭りのことであった。これが転じて寺院などを建築し新しく完成したときに転用されて言われるようになった。またその時に執行される式典を落慶法要(らっけいほうよう)、落成慶讃会(らくせいけいさんえ)、落成式(らくせいしき)などという。
落慶法要では、本尊である仏像(または曼荼羅など)を安置し、本尊に魂を入れる儀式として開眼法要を行い、その工事の完成を祝い仏や宗祖、またはその寺院に機縁する祖先などに表白(ひょうびゃく)し、慶賀讃嘆するのが常となっている。
また、このような慶事には、大空に「彩雲」や「日暈」、また「虹」といった吉祥(吉兆)の相がよく現れるといわれる。