菅季治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
菅 季治（かん すえはる、1917年7月19日 - 1950年4月6日）は、日本の哲学者。徳田要請問題に巻き込まれ悲劇的最期を遂げた人物として知られる。
[編集] 略歴
大正6年（1917年）北海道生まれ。東京文理科大学哲学科卒業後、京都大学大学院で在学中、1943年に軍に応召され満州国（今の中国東北部）に渡る。現地では見習士官で終戦を迎え、ソ連軍の捕虜となってシベリア・カラガンダ地方に抑留、この際語学力に目をつけられソ連軍将校の通訳を務めた。1949年11月に帰国、郷里北海道に戻った後翌1950年には上京、東京教育大学聴講生となる。
しかし同年2月中旬には日本共産党に絡む「徳田要請問題」が彼の身に降りかかった。この問題に際し、彼は抑留時、意図的に誤った翻訳をしたのではないかという嫌疑を掛けられ、国会の証言台に立たされるなど精神的に追い込まれることになった。この結果同年4月6日の夜、彼は自宅近くの吉祥寺駅付近で鉄道自殺を遂げた。
[編集] 関連項目
 |
この「菅季治」は、人物に関する書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています（ウィキプロジェクト 人物伝）。 |
