荒玉水道
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荒玉水道(あらたますいどう)とは、大正時代から昭和中期にかけ、多摩川の水を砧(現・東京都世田谷区)から野方(同中野区)と大谷口(同板橋区)に送水するために使用された地下水道管のことである。
当時、東京の発展に伴う人口の増加による、上水の需要増により敷設された。
現在も、砧から杉並区梅里までの荒玉水道に沿って、「荒玉水道道路」(東京都道428号高円寺砧浄水場線)がある。
[編集] 名称の意味
「荒玉」の「荒」とは荒川、「玉」とは玉川すなわち多摩川を指している。
[編集] 配水塔
配水塔が上述の野方と大谷口にあった。
大谷口配水塔は取り壊されたが、野方配水塔は残っている。
- 野方配水塔
- 1926年(昭和2年)着工
- 1929年(昭和5年)竣工
- 鉄筋コンクリート製
- 高さ 33.6m
- 外径 18m
- 大谷口配水塔
- 1925年(大正14年)着工
- 1931年(昭和6年)竣工
- 鉄筋コンクリート製
- 高さ 33m
- 外径 15m