花冠のマドンナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『花冠のマドンナ』(かかんの-)は、さいとうちほによる漫画作品。
小学館『少女コミック』に連載されていた。フラワーコミックスより全7巻が発行されていたが、絶版。小学館文庫より文庫版全4巻が発行されている。
[編集] あらすじ
「エメラルドの獅子」と名付けられた宝剣を手にしたものが、イタリアを統べる王になる、という伝説があった。天才・レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたという絵画「花冠のマドンナ」に、その剣の在りかを示すヒントがあるという。
北の街・パドヴァに住むレオノーラは、その「花冠のマドンナ」に描かれた人物と瓜二つの容貌だった。他人に利用されるくらいならいっそのこと自分がその剣を手に入れよう・・・そう決意したレオノーラは、絵画の作者ダ・ヴィンチを訪ねる。
イタリアの覇権を巡り、天才と野心家と美女が奔走する。
[編集] 登場人物
- レオノーラ
- 銀の髪とエメラルド色の瞳を持つ美少女。物心ついた頃から片耳に赤いピアスを付けている。没落貴族の娘。伝説のことは何も知らなかった。
- ファルコ
- ナポリ王国の王子。没落寸前の国の再建を願う。絵画の「花冠のマドンナ」に憧れを抱いていた。
- チェーザレ・ボルジア
- ローマ教皇アレクサンデル6世の息子。婚外子。教会軍の総司令官を務める。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 絵画「花冠のマドンナ」の作者で、万能の天才と畏怖される人物。
- ラファエロ・サンツィオ
- 画家の卵。後にダ・ヴィンチとミケランジェロに並ぶ、ルネサンス芸術の三巨頭の最後の一人と称されるほどの画家になる。
[編集] 所収
- 第1巻 2002年9月10日発行 ISBN 4091914810
- 第2巻 2002年9月10日発行 ISBN 4091914829
- 第3巻 2002年10月10日発行 ISBN 4091914837
- 第4巻 2002年10月10日発行 ISBN 4091914845