舟越楫四郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 舟越楫四郎 | |
|---|---|
| 1870年9月23日 - 1962年10月30日 | |
| 生誕地 | 兵庫県 |
| 最終階級 | 海軍中将 |
| 戦闘 | 日清戦争 |
| 除隊後 | 三菱石油社長 |
舟越 楫四郎（ふなこし かじしろう、1870年9月23日（明治3年8月28日） - 1962年10月30日）は、日本海軍の軍人。最終階級は海軍中将。名は「揖四郎」と表記する例がある。
[編集] 経歴
兵庫県出身。船越恭の四男として生まれる。開成中学校を経て、1890年4月、海軍兵学校（16期）を卒業し、翌年9月に海軍少尉任官。日清戦争に「橋立」分隊士として出征した。「八重山」分隊長、「富士」分隊長、「鎮遠」水雷長、呉水雷団副官、「朝日」分隊長、砲術練習所教官、「八雲」砲術長、教育本部第1部員などを経て、日露戦争に第2艦隊副官として従軍した。
海軍省人事局員、「香取」副長、「千早」「和泉」の各艦長、横須賀鎮守府付、「対馬」「橋立」「磐手」「八雲」「生駒」の各艦長、艦政本部艤装員、「榛名」艦長などを歴任し、1915年12月、海軍少将に進級した。
イギリス大使館付武官、横須賀鎮守府参謀長、第1艦隊参謀長、兼連合艦隊参謀長などを経て、1919年12月、海軍中将となり第2遣外艦隊司令官、将官会議議員、横須賀工廠長などを歴任し、1922年12月、予備役に編入された。また、1932年1月から翌年12月まで、三菱石油社長を勤めた。
