自由民主党選挙対策委員長
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自由民主党選挙対策委員長(じゆうみんしゅとうせんきょたいさくいいんちょう)は、自由民主党の役員職で、国政選挙に関する実務を担当する。組織的には、自民党総裁直属の役職。2007年9月24日に新設された。
従来、選挙対策を担う役職は幹事長の下に置かれた総務局長であった。これは、幹事長の意思に基づいて公認権などの選挙実務を実行する役職であったが、2006年の安倍晋三総裁就任に伴う党役員人事の際「選挙対策総局長」に名称が変更され、事実上党三役に準ずる役職に格上げされた。(初代は谷津義男)
そして2007年の福田康夫総裁就任に伴って「選対委員長」として総裁直属の役職に格上げされ、幹事長、総務会長、政調会長と並ぶ「自民党四役」として位置づけられることになった。
なお、選挙対策委員長の上位に選挙対策本部長が置かれており、同職は総裁が兼任する。また、選挙対策委員長新設に伴う党則改正は2008年春の定期党大会の際に行われる予定である。
[編集] 四役という位置づけ
自民党は1955年の結党以来幹事長、政調会長、総務会長の党三役体制で今日まで来た。今までも場合によって特定の役職を加えて「党四役」「党五役」「党七役」と呼ばれることがあった(下記参照)が、それらの役職は非常設か三役より格下のものであった。しかし今回、選対委員長が新設されたことで、常設の党最高幹部として位置づけられることになった。
[編集] 歴代選挙対策委員長
(選挙対策総局長)
自由民主党選挙対策総局長 | |||
代 | 局長名 | 在任期間 | 所属派閥 |
1 | 谷津義男 | 2006年-2007年 | 伊吹派 |
2 | 菅義偉 | 2007年 | 古賀派 |
自由民主党選挙対策委員長 | |||
代 | 委員長名 | 在任期間 | 所属派閥 |
1 | 古賀誠 | 2007年- | 古賀派 |
自由民主党選挙対策総局長 |
---|
谷津義男 - 菅義偉 |
自由民主党選挙対策委員長 |
古賀誠 |