繊維学部
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繊維学部(せんいがくぶ)は、繊維科学つまり、繊維に関する学問を中心に行う大学の学部。
現在の繊維学部は、蚕糸研究や織物工業を背景にした歴史的な名称が残っているだけである。研究内容・構成学科などは工学部、理学部または農学部とほとんど変わらない。むしろ物質系では工学部より充実している。信州大学繊維学部のキャンパスは、1年生が松本市で2年生以降が上田市となっている。
繊維学部は、かつて、東京農工大学、京都工芸繊維大学にも存在したが、東京農工大学は工学部に転換され、京都工芸繊維大学は、2006年には工芸学部と繊維学部が工芸科学部として改組された。
東京農工大学と信州大学、京都工芸繊維大学は繊維学(旧制繊維専門学校)が発祥となっている大学であるため、三繊維大学という俗称があり現在でも交流を持っている。
また、山形大学、群馬大学、福井大学および岐阜大学工学部にも繊維工学科があったが、これらの大学は学科再編で高分子工学系の学科になった。