神泉駅
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神泉駅(しんせんえき)は、東京都渋谷区神泉町にある、京王電鉄井の頭線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。橋上駅舎を持つ。駅本体のほとんどがトンネル内にあるため、地下駅の趣がある。
かつてはホームが18m車3両分しかなく、吉祥寺寄りの2両はドア締切扱いが行われていた。それ以前には一部列車の通過措置をとっていた時期があった。その後、20m車の1000系電車の登場を前にトンネル拡幅によるホーム延伸を行い、現在は全車ドアが開く。ドア締切扱いが行われていた時代には、トンネル内のドア前にあたる箇所に「ここではドアがあきません」の文字があった。
上下線ホームと改札口との間にはエレベーターが設置されている。
トイレは2階改札口内にある。「だれでもトイレ」も設置されている。
関東の駅百選に選定されている。
- のりば
1 | ■井の頭線 | 下北沢・明大前・永福町・久我山・吉祥寺方面 |
2 | ■井の頭線 | 渋谷方面 |
[編集] 利用状況
- 2006年度の1日平均乗降人員は、9,980人である。
- 乗降人員数の推移
- 2005年度:9,582人
- 2000年度:8,954人
- 1995年度:7,934人
- 1990年度:8,436人
- 1985年度:7,356人
- 1980年度:7,343人
- 1975年度:8,509人
- 1973年度:14,515人(当駅の乗降人員最高値年度)
- 1970年度:9,067人
- 1965年度:7,541人
- 1960年度:4,867人
- 1955年度:3,168人
[編集] 駅周辺
神泉駅周辺には坂が多い。渋谷一帯の地形はその名の通り谷であり、より正確にはJR渋谷駅を中心としたすり鉢状となっている。この「すり鉢」を西に向かって登ると、今度は崖に出くわす。この崖の下に神泉駅がある。
この崖~渋谷の地区がちょうど円山町(まるやまちょう)を成している。円山町には、ラブホテルや風俗店が密集しており、その密度は新宿や池袋の比ではない。かつての赤線跡と思われる古風な旅館や小料理屋がある。良くも悪くも、これが神泉の一つの顔であるといってよい。また、最近では若者向けのクラブやライブハウスが林立するようになり、若者たちが群がる様子が見られるようになっている。以上は神泉駅東側についてである。
南西側には閑静な住宅街が、北側には松濤(しょうとう)という高級住宅街が広がっている。また、駅前から小規模な商店街が山手通りに向かって伸びており、こぢんまりとした飲食店が多い。東京急行電鉄本社の最寄り駅でもある。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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