石苞

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石苞（せきほう、214年－269年）は、三国時代の魏、晋の武将。字は仲容。石越・石喬・石統・石浚・石儁・石崇の父、石超・石熙・石順の祖父。

はじめ長安で鉄売りをしていたが、早くから司馬懿にその才能を見出されて取り立てられ、尚書郎に任じられた。同じく司馬懿に取り立てられた鄧艾とは仲が良く、二人とも将来は大いに出世するだろうと評価された。

257年、諸葛誕が反乱を起こしたとき、監軍として出陣し、諸葛誕の援軍として駆けつけた呉の朱異の軍勢を破った。その後も、青州刺史や鎮東将軍と昇進を続け、対呉の最前線である寿春を守った。

265年、司馬昭が死去すると、陳騫と共に魏の皇帝・曹奐に「（魏の）暦数（寿命）は既に尽き、天命がございます」と迫り、暗に司馬氏への禅譲を促した。同年、曹奐からの禅譲を受け、司馬炎（司馬昭の子）が皇帝に即位すると、驃騎将軍・大司馬に任じられた。268年、呉の丁奉の策略により、寿春から召し返された。大司馬を免じられ、新たに司徒に任じられた。269年死去。

カテゴリ: 三国志の登場人物 | 214年生 | 269年没

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