石田正澄
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石田 正澄(いしだ まさずみ、弘治2年（1556年） - 慶長5年9月15日（1600年10月21日）)は、安土桃山時代の武将。父は石田正継。弟に石田三成。子に石田朝成。官位は木工頭。
石田正継の次男として生まれ、豊臣秀吉の中国征伐の時に弟の三成とともに秀吉に仕官した。近江国高島郡での代官職、堺町奉行を歴任し、優れた民政家として秀吉から北近江に15000石を与えられる。（後に河内国に加増されて計25000石。） 1593年に、従五位下、木工頭に叙位任官。 朝鮮征伐では物資を朝鮮半島に送るため、三成とともに活躍する。また大村由己、藤原惺窩、西笑承兌などの一流の知識人と交流を持ったとされる。
関ヶ原の戦いでは西軍に組し、愛知川に関を設けて家康方への参戦を阻止し、諸軍勢を西軍に回らせるなどして、三成に協力。父・正継と共に佐和山城を守備した。しかし、本戦で西軍が敗れ、三成は敗走。勢いに乗った小早川秀秋らの軍が、佐和山城に猛攻をしかける事となった。正澄は大手門を守備し、幾度となく敵を退けたが、数に勝る東軍に刀折れ、自害した。
供養塔を三玄院に建立されている。
