相覚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
相覚(しょうかく、延久2年(1070年) - 天治元年4月29日(1124年6月13日))は、平安時代後期の天台宗の僧。俗姓は源氏。村上源氏の出身で、父は右大臣源顕房。藤原賢子(白河天皇中宮・堀河天皇母)・源雅実・源師子(藤原忠実室)らの異母兄弟。大原僧都と号した。
叔父の第37世天台座主仁覚(源師房の子・顕房の弟)の弟子となり、その後は第38世天台座主慶朝(高階成章の子)に師事した。その後、妙法院の定慶阿闍梨から受法した。嘉保3年(1096年)法眼になる。保安2年(1121年)権大僧都になり、同年に平等院別当になる。保安5年(1124年)に法性寺座主に就任。晩年は横川に住み、天治元年(1124年)4月29日に55歳で入寂した。