百番指し

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百番指し(ひゃくばんさし)は、将棋において、ある2人のプロ棋士同士の対局が100局に達することである。

近年では、百番指しを達成した場合、対局者直筆の記念扇子がつくられることが多い。

[編集] 過去達成された百番指し一覧

表は2008年4月までに達成された百番指しの一覧である。勝利数の多い方の棋士が左側になるよう構成してある。

トッププロ同士であっても1年間に10局以上同じ相手と対局することがまれであるため、100局を戦うことができるのは同時代にトップとして切磋琢磨してきた棋士同士の組み合わせに限られている。最も多くの相手と百番指しを達成したのは大山康晴で5人（升田幸三、中原誠、二上達也、加藤一二三、米長邦雄）、百番指しを達成した棋士二人の年齢差で一番離れているのは、大山康晴と中原誠の24歳差である。

女流棋士は年間対局数が少ないため百番指しの達成はさらに困難であり、中井広恵と清水市代が唯一達成したのみである。

百番指しの一覧

対局者		100局達成時 の成績	100局目の 対局時期	100局達成 までの期間	総対局数	通算成績
中原誠	米長邦雄	60－38（1持将棋）		14年9か月	187	106－80（1持将棋）
大山康晴	升田幸三	51－48（1持将棋）		約18年	167	96－70（1持将棋）
中原誠	大山康晴	64－36		9年	162	107－55
大山康晴	二上達也	69－31		12年2か月	162	116－45（1持将棋）
羽生善治	谷川浩司	60－40	2000年6月	13年7か月	157	95－62
羽生善治	佐藤康光	69－31	2006年1月	18年6か月	133	87－46
大山康晴	加藤一二三	63－37		23年5か月	124	78－46
清水市代	中井広恵	60－40	2004年11月	17年8か月	111	68－43
中原誠	加藤一二三	63－36（1持将棋）		25年7か月	109	67－41（1持将棋）
大山康晴	米長邦雄	56－44		20年8か月	104	58－46
米長邦雄	加藤一二三	61－39		29年10か月	104	63－41