男児性器切断事件
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男児性器切断事件(だんじせいきせつだんじけん)とは、埼玉県川越市で発生した少年犯罪。しばしば「連続少年切り付け魔事件」と比較される。
[編集] 事件概要
2000年8月、埼玉県川越市の児童公園で、小学5年生(10才)の男児が、川越市立中学に通う生徒たち3名に襲われて陰茎を切断された。犯行におよんだ少年たちは、その様子をデジカメで撮影し、インターネット掲示板にアップロードしたとされる。(ちなみに運営していた会社によると約1800件のアクセスがあったとしている。もちろんすぐに削除した。)被害者の男児は切断された後、少年たちにその性器を食べさせられそうになったが拒んだ。そのため、少年たちはあきらめて性器を公園の公衆便所に捨てた。
男児は、悲鳴を聞いて駆けつけた主婦によって病院に運ばれ、3か月の重傷と診断された。加害少年たちは逮捕された。供述から公衆便所が捜索されたが、性器の発見は遅れ、接合手術はできなかったという。また、整復手術を打診したが移植したり復元したりしても辛い気持ちがかえって辛くなると言って拒否をした。その後さらに医者は性転換を勧めたが、「もうこれ以上何も切られたくない」と泣き叫んで拒絶したという。退院後しばらくは市内にいたが、公衆便所に「ちんこ捨て場はこちら」とか男児の名前や似顔絵などを書いた落書きがされたりしたこともあってか、男児は情緒不安定になったりしたとかで引越し、転校をした。
なお、当該公衆便所は、事件に関係する落書きが横行したために撤去されている。