渡良瀬川
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渡良瀬川 | |
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錦桜橋付近(桐生市) |
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水系 | 一級水系 利根川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 106.7 km |
水源の標高 | 2,144 m |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | 2,621 km² |
水源 | 皇海山(日光市) |
河口(合流先) | 利根川(古河市/北川辺町) |
流域 | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県 |
渡良瀬川(わたらせがわ)は、北関東を流れる利根川水系利根川支流の一級河川である。
目次 |
[編集] 地理
栃木県日光市足尾町の群馬県沼田市との境にある皇海山(すかいさん)に源を発し、足尾山塊の水を集め草木ダムを経て南西に流れる。群馬県みどり市大間々町で南東に向きを変え、桐生市から足利市・太田市・佐野市・館林市など、おおむね群馬・栃木の県境付近(両毛地域)を流れる。栃木県下都賀郡藤岡町で南に向きを変え、渡良瀬遊水地に入り巴波川(うずまがわ)、思川を併せる。茨城県と埼玉県の県境を南へ流れ、茨城県古河市と埼玉県北埼玉郡北川辺町の境界で利根川に合流する。
一般的に日光市足尾地区渡良瀬にある神子内川との合流部から下流が渡良瀬川であり、これより上流は松木川(まつきがわ)と呼び分けられているが、国土交通省では、足尾ダムから神子内川までの合流部分も含めて渡良瀬川と定められている。また、足尾ダムよりも上流部の松木川も渡良瀬川と呼ぶことがある。
[編集] 名称の由来
上流にある足尾町の渡良瀬という地名に由来する。伝承によれば、この地名は日光を開山した勝道上人による命名である。勝道上人が川を渡ろうとしたところ、渡るのにちょうど良い浅瀬があったのでその場所を渡良瀬と名づけたという。
[編集] 歴史
現在は利根川の支流となっているが、かつては太日川(ふといがわ)と呼ばれた江戸湾まで達する(下流部は現在の江戸川の流路に近い)川であった。江戸時代に治水と利水のために利根川と渡良瀬川を接続する工事(利根川東遷事業)が行われ、以後、利根川の支流となる。これ以前は、利根川は渡良瀬川の西隣をほぼ平行して江戸湾に向けて流れており、渡良瀬川と利根川の河口は別々の場所にあった。
[編集] 支流
[編集] 河川施設
[編集] 橋梁
上流
中流
- 相川橋
- 赤岩橋(前橋大間々桐生線)
- 上毛線渡良瀬川橋梁
- 両毛線渡良瀬川橋梁
- 桐生大橋(清瀬橋)
- 錦桜橋(桐生伊勢崎線)
- 昭和橋
- 松原橋
- 葉鹿橋(毛里田坂西線)
- 鹿島橋(竜舞山前停車場線)
- 緑橋
- 渡良瀬橋
- 中橋
- 田中橋(国道293号)
- 岩井橋
- 福寿大橋
- 福猿橋
- 川崎橋
下流
- 渡良瀬川大橋(国道50号)
- 高橋大橋
- 渡良瀬大橋(佐野行田線)
- 佐野線渡良瀬川橋梁
- 東北自動車道
- 日光線渡良瀬川橋梁
- 新開橋
- 藤岡大橋(佐野古河線)
- 新赤麻橋
- 三国橋(国道354号・佐野古河線)
- 新三国橋(国道354号古河バイパス)
[編集] 関連項目
- 足尾鉱毒事件 - 上流にあった足尾銅山によって発生した公害問題。下流域の農業被害や堆積による天井川で洪水が発生した。
- わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線 - わたらせ渓谷鐵道が運営する流域の鉄道路線。
- 渡良瀬橋 - 森高千里が発表した楽曲。足利市にかかる渡良瀬橋とそれに隣接する歩道橋をモデルにしている。
- 栃木県道402号桐生足利藤岡自転車道線 - 渡良瀬川沿いのサイクリングロード(桐生市錦町から栃木県藤岡町までの38.3km)。