混成団
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混成団(こんせいだん)は陸上自衛隊の団の一種。番号付き混成団と方面混成団の2種類がある。英訳は、"Combined Brigade"(混成旅団)。
[編集] 番号付き混成団
番号付き混成団は、陸上自衛隊草創期に師団制へ移行する過程でとられた方面管区制においてミニ管区隊の役割を果たす部隊として昭和30年ごろから第7・8・9・10混成団が編成された。これらの混成団はすべて師団に改編され昭和37年に一度全廃されたが、沖縄の施政権返還翌年の昭和48年第1混成団が編成。昭和56年には中国四国を担任していた第13師団から四国を担任する部隊として第2混成団が新編された。いずれも指揮官には陸将補が充てられている。
平成18年に第2混成団が第14旅団に改編されたため、沖縄県域の防衛警備を担任している第1混成団のみ置かれている。第1混成団も平成21年度末に第15旅団に改編されるため、このタイプの混成団は全て廃止される予定である。
番号付き混成団は、師団や旅団に準じ、複数の職種部隊からなり、所定の地域の防衛警備を担任し、陸上戦において主要な作戦正面を担当する。第2混成団は、1個普通科連隊を基幹とするミニ旅団の編成であったが、第1混成団は、普通科部隊が混成群の2個中隊程度にもかかわらず、高射特科群、不発弾処理隊やCH-47まで保有する飛行隊、会計隊及び基地通信隊を有する点で一般的な師旅団と大きく異なっている。また、昭和30年代の混成団の編成も1個普通科連隊を基幹とするミニ管区隊(現在の師団に相当)であったが当時の1個普通科連隊は現在の普通科連隊の2倍以上の人員が割り当てられておりその規模は大きく異なる。
[編集] 方面混成団
将来、方面混成団は各方面隊隷下に編成される方針であり、即応予備自衛官を一元的に教育、管理する事が目的である。2008年3月末現在、東北方面隊及び中部方面隊に設置されている。これらは、1個普通科連隊(コア部隊)及び1-3個教育大隊、1個陸曹教育隊を配備している。方面混成団長は1等陸佐が充てられる。