淮軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
淮軍は清朝の重臣李鴻章が1862年に編成した地方軍である。湘軍と並べて湘淮と称される。
1853年、李鴻章は安徽省合肥で団練を作り太平天国との戦いにあたった。1858年から李鴻章は曽国藩の幕僚となって、淮河一帯で湘軍を率いて戦った。湘軍が安慶を占領した後、李鴻章は再び合肥一帯で兵を募り、1862年に正式に淮軍が成立した。
同年、李鴻章は江蘇巡撫に任命され、同地で淮軍を拡大し、西洋の新式装備を採用した。淮軍は2年間で6千人強から6万～7万人に拡大し、清軍の中で最も装備が充実した部隊となった。1863年から1864年にかけて淮軍は蘇州、常州を陥落させ、湘軍とともに太平天国を滅亡させた。その後は捻軍の鎮圧にあたった。
淮軍には李鴻章のもとに張樹声・張樹珊・劉秉璋・劉銘伝・潘鼎新・郭松林・周盛波・周盛伝・程学啓・呉長慶・唐殿魁・唐定奎・丁汝昌・葉志超・聶士成といった人々が集まり、軍閥集団が成立した。この淮系軍閥を基礎として、後に北洋軍閥が形成された。
 |
この「淮軍」は中国の歴史に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています（P:歴史/P:歴史学/PJ歴史）。 |
