浜岡賢次
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浜岡 賢次(はまおか けんじ、1965年-)は、日本の漫画家。
千葉県市川市出身、千葉県浦安市在住。既婚、現在2児の父。千葉県立浦安高等学校卒業。「週刊少年チャンピオン」を始めとする、秋田書店発行の漫画雑誌で執筆中。代表作は『浦安鉄筋家族』。
[編集] 特徴
作品にプロレスネタが数多く出てくるのが最大の特徴。浜岡自身が大のプロレスファン、それもアントニオ猪木の信奉者である。浜岡もかつては格闘漫画家を志していた、と語っている。このため、作中ではラリアットなどのプロレス技まがいの攻撃による出血等のシーンが当たり前のように登場し、それに伴う批判的な意見も少なくない。
ストーリーはやや大味で暴力描写への批判も多いが、絵の方はそれに似つかず繊細かつリアルな描写が目立つ。登場人物の顔がリアルに描かれている上(歯と歯茎がリアルになるシーンが多い)、有名人の似顔絵も写実的に書かれることが多い(作品中には、プロレスラーや芸能人のそっくりさんがよく登場する)。この事から、画力は相当の高レベルと言っても差し支えないであろう。が、ギャグ漫画家であるせいか、グロテスクな顔つきで歯並びの悪いキャラも多い。他の漫画作品のパロディキャラクターも多い。
個性的な名前の作品名及びサブタイトル、擬音、効果音も特徴である。反面、暴力描写同様に頻繁に出てくる下ネタ(主にウンコネタ)については問題視されている。浜岡が「ウンコは子供向けギャグマンガの必需品」という持論を持っているためだが、こうしたギャグは幼稚であるとして批判もある。が、逆に痛快で面白いと主張する読者も多いため、賛否は分かれている。
浜岡自身が目指すギャグ漫画とは、セリフが全く無くても笑える漫画であるという(そのような作品も実際に書いている)。その理由は、言葉がわからない人でも楽しめるから、というものである。おそらくバスター・キートン・ハロルド・ロイドなどのサイレント映画の影響によるものである(作中でキートンの映画のパロディをしたこともある)。また、ドリフターズのいかりや長介を尊敬していた、とも語っており、いかりやをモデルにしたキャラを作中に何度も登場させている。
単行本の余りページの作業が大嫌いだということを告白している。また、取材活動をあまりしない。このため、作中にて浦安市内に全く存在しないはずの展望台が描かれたり、キャラの利き手が頻繁に入れ替わったり(結果的には両利きになっている)など、細かい描写では矛盾点が多く発生している。
代表的な作品の全てが浦安市が舞台となっている。が、浜岡が浦安市に移り住んだのは高校生になってからで、浦安市内の公立高校に進学したためである。それまでは市川市に住んでいた。
影響を受けたギャグ漫画として『がきデカ』、『できんボーイ』(田村信)を挙げている。ギャグ、擬音などはこれらの作品からの影響が強い。
[編集] 作品
- 浦安鉄筋家族
- 元祖!浦安鉄筋家族
- 4年1組起立!
- のりおダちょ〜ん:以下の作品は「月刊少年チャンピオン」連載(連載デビュー作)
- ジャントニオBomb
- ヤマチャン
- 妹さっちゃん:以下の作品は「月刊チャンピオンRED」連載
- モナ王イメージイラスト(藤井隆)
- ガンジー
[編集] 弟子
- ほづみ☆みずほ(初代チーフアシスタント)
- 樋田和彦(2代目チーフアシスタント)
- やぎさわ景一(3代目チーフアシスタント)