武庫大橋駅
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武庫大橋駅(むこおおはしえき)は、かつて兵庫県にあった阪神電気鉄道の駅。
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[編集] 概要
国道2号線上の併用軌道線であった阪神国道線の停留所と、阪神武庫川線の駅とが存在した。武庫川を挟み、国道線の停留所は尼崎市側(武庫大橋上、尼崎側の端部)に、武庫川線の駅は西宮市側にあり、武庫川に架かる国道2号線の橋である武庫大橋を介して接続していた(およそ200m離れていた)。
両線が同時に営業していた当時、どちらも標準軌・直流600V電化であり、武庫大橋西詰で立体交差していたが、連絡線はなかった。一部の車両は共通運用であったが、線路は武庫川線~武庫川信号場~阪神本線~杭瀬駅~杭瀬連絡線~国道線(北杭瀬)という経路でのみつながっていた。
[編集] 駅構造
[編集] 国道線
相対式2面2線だが併用軌道であり、安全地帯での乗降であった。開業時から戦前の間は構築物としてのホームがあったが、戦時中に撤去され、その後は廃止まで路面上での直接乗降であった。
[編集] 武庫川線
ホームは相対式2面2線の地上駅であった。有効長は当時の車両(電車としては小型車)の2両分程度で、周囲を石垣で組み、土を充填した構造であった。
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)7月1日 阪神国道電軌の西野田(後の野田)~神戸東口(後の東神戸)間開通と同時に開業(国道線停留所の開業)。
- 1928年(昭和3年)4月1日 阪神国道電軌が阪神電気鉄道に合併、同社の国道線となる。
- 1944年(昭和19年)8月17日 武庫川線・武庫大橋~武庫川間が開業し、国道線と接続(武庫川線駅の開業)。
- 1944年(昭和19年)11月15日 国鉄東海道本線の西ノ宮~洲先間の貨物線が開業(貨物営業の開始)。
- 1945年(昭和20年)8月23日 武庫大橋~洲先間の電車運転を停止。
- 1946年(昭和21年)1月5日 武庫大橋~洲先間の旅客営業を休止(武庫川線駅の旅客営業の終焉)。
- 1948年(昭和23年)10月10日 武庫川~洲先間の旅客営業を再開。
- 1958年(昭和33年)西ノ宮~洲先間の貨物営業休止(武庫川線駅の終焉)。
- 1970年(昭和45年)西ノ宮~洲先間の貨物営業廃止。
- 1975年(昭和50年)5月6日 国道線廃止(当駅の事実上の終焉)。
- 1985年(昭和60年)4月14日 休止中の武庫大橋~武庫川間が廃止。
[編集] 隣の駅
- 国鉄
- 武庫川線(貨物のみ)
- 西ノ宮駅 - 武庫大橋駅 - 武庫川駅