桂小南光
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桂 小南光(かつら こなんこう、1875年 - 1935年6月8日)は、落語家(上方噺家)。本名、武川新之助。
28、9歳頃喜劇の曾我廼家五九郎一座で素人落語で花遊を名乗って活動していた。
1900年頃に西國坊明學の門下に入り西國坊?明士を名乗り玄人になった。その後一時廃業して素人落語に戻った。後に芦廼家梅咲(後の5代目笑福亭松鶴)、四季亭可遊(後の2代目笑福亭福圓)、花之助(2代目三遊亭圓若)等と共に「浪花落語三枝連」を結成。
1908年頃に桂仁左衛門の門下になり桂仁三郎となる、一度玄人の経験があった事から二つ目からスタートした、1912年5月に兄弟子の初代桂小南が名乗った桂小南光を襲名した。(本来2代目になるが小南も短時期であった為代数をつけていない。)
1927年頃まで吉本の席(寄席)に出ていたがその後の消息は不明。
得意ネタは「八五郎坊主」「天王寺参り」等を得意とした。SPレコードも大正の末に「天王寺参り」「伏見人形」「法春」等、数枚吹き込んでいる。
[編集] 出典
- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『古今東西落語家事典』(諸芸懇話会・大阪芸能懇話会共編、平凡社、1989年、ISBN 458212612X)
- 『古今東西噺家紳士録』