柳家さん枝
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柳家 さん枝(やなぎや さんし)は、落語家の名跡。春風亭の亭号を名乗った人物を含めると、過去9人ほどさん枝を名乗った落語家が存在する。
上方には名前の読みが同じ落語家の桂三枝がいる。
- 柳家さん枝 - 後の柳家小ゑん(本名:上田(後に市川を経て山本)権次郎)。
- 柳家さん枝 - 後の4代目春風亭柳枝(「鼠(ねずみ)の殿様」、本名:飯森和平)。二つ目時代に数年間名乗る。
- 柳家さん枝 - 後の風雷舎金賀(本名:二宮長三郎)。
- (亭号不明、春風亭か)さん枝 - 後の2代目春風亭年枝(本名:藤原亀吉)。
- 柳家さん枝 - 後の6代目春風亭柳枝(「ゴミ六の柳枝」、本名:松田幸太郎)。1910年に名乗りこの名で初高座。
- 柳家さん枝 - (1873年9月 - 没年月日不明)1915年の柳連の名簿、同年『芸人名簿』に名前が見えるが詳細は不明。
- 春風亭さん枝 - 後の春風亭柳語楼(本名:中村菊次郎)。1917年頃改名。
- 春風亭さん枝 - 後の8代目三笑亭可楽(本名:麹地元吉)。
- 柳家さん枝 - 本名、長友敏明。本項にて詳述。
柳家 さん枝(やなぎや さんし、1943年4月24日 - )は、宮崎県出身の落語家。落語協会所属。本名は長友 敏明(ながとも としあき)。出囃子は『ハイカラ節』。
- 1968年1月 - 8代目桂文楽に入門。
- 1969年 - 桂文吉で初高座。
- 1972年 - 師匠が亡くなり、5代目柳家小さん門下に移る。
- 1973年4月 - 二つ目昇進で柳家さん枝と改名。
- 1982年4月 - 真打昇進。
[編集] 参考文献
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X