柏木集保
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柏木 集保(かしわぎ しゅうほ、1948年3月18日 - )は競馬評論家。
[編集] 来歴・人物
長野県小諸市出身。早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に競馬新聞『日刊競馬』を発行する日刊競馬新聞社に入社し、以後同社にて長年にわたり競馬予想を担当。1983年からメイン解説者となり、現在の"肩書き"は編集長である(ただし、実際の編集長は別に存在)。コラム「編集長の競馬」を担当。
血統、過去の走破タイム・ペース配分などから多角的にレースを推理・寸評し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。
飯田正美と共に、『日刊競馬』の看板予想家である。また、netkeiba.comなどインターネットメディアを含む各競馬誌へのコラム掲載のほか、映像メディアにも積極的に出演しており、井崎脩五郎と並ぶ関東競馬界のご意見番的存在とも言える。
[編集] テレビ出演
『中央競馬ワイド中継』『中央競馬ハイライト』(独立UHF放送局)においても看板解説者であり、メインレースの展望や回顧では、大レースになるほど熱弁を振るう。自分の推奨した馬が思い描いていた通りの強い勝ち方で勝つと、レース回顧の際に手放しで褒め称える(ただし、本人曰く「自分は褒めるのは上手ではない」)。逆に、自分が期待した通りにレースが運ばないと、自分の推奨馬や騎手らに対して痛烈な批判を浴びせることも珍しくない。
柏木は『日刊競馬』のテレビCMにも出演しており、中でも柏木が礼服で花束を持って照れくさそうに登場する出演バージョンは、関東の競馬ファンの間では有名である(このバージョンは期間限定放映で、『日刊競馬』のウェブサイトでは配信されていない)。
柏木出演CMのキャッチコピー
- 「自分の予想スタイルができれば競馬はもっと面白い」(花束編)
- 「やけに競馬に詳しい奴が仲間にいる。柏木のこと、そう思ってほしい。」(シャンペン編)
- 「一緒なら競馬はもっと深くなる」(ダーツ編)
[編集] 書籍
- これであなたも競馬通!(日本放送出版協会、2005年)ISBN 978-4140881453