林幹人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
林 幹人(はやし みきと、1951年 - )は、北海道出身の刑法学者。上智大学法学部教授。
[編集] 来歴・人物
東京大学では平野龍一の指導を受ける。平野の6人の弟子の4番目(1番目は町野朔、2番目は西田典之、3番目は前田雅英、5番目は山口厚、6番目は佐伯仁志)。妻は上智大学出身で立教大学大学院法務研究科教授の林美月子である。上智大学で同じく刑法を教えている町野とは刑法理論では対立するが人間関係はとても良好である。 基本的に結果無価値論に立つが、「許された危険」を多用し、山口らから批判がある。 刑罰論では「規範による一般予防」を主張する。 抽象的事実の錯誤では、「一般麻薬所持罪の構成要件と覚せい剤所持罪の故意とで構成される犯罪類型」を認め、山口と共同戦線を張る。