板取川
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板取川 | |
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水系 | 一級水系 木曽川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 53 km |
水源の標高 | 1,224 m |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | 313 km² |
水源 | 左門岳(岐阜県) |
河口(合流先) | 長良川(岐阜県) |
流域 | 岐阜県 |
板取川(いたどりがわ)は、岐阜県関市に源を発し、美濃市を流れ、長良川に合流する木曽川水系の一級河川である。水質がよく、川下りや釣りが盛んに行われ、キャンプ場が点在しており、夏を中心に観光客でにぎわう。岐阜県だけでなく、愛知県などからの観光客も多い。
目次 |
[編集] 地理
岐阜県関市板取(旧武儀郡板取村)の左門岳付近が水源。源流部は川浦川(かおれがわ)という。途中、同市洞戸通元寺(旧武儀郡洞戸村)で柿野川、美濃市片知で片知川を合流し、美濃市安毛で長良川と合流する。
[編集] 流域の自治体
[編集] 主な支流
- 柿野川
- 片知川
[編集] 主なダム
[編集] 板取ダム計画
板取川には、かつて板取ダム(いたどりダム)の建設計画があった。これは、水資源開発公団(現・独立行政法人水資源機構)が名古屋や中京工業地帯に水を供給するために長良川河口堰と一体で長良川の水運用を図るべく、1970年代に板取川にダム建設を計画していた。しかし、板取村村民の強固な反対によって1982年(昭和57年)に計画は白紙撤回されている。
ダムの型式・規模・湛水面積・総貯水容量等は不明であるが、完成すると旧・板取村の3分の2が水没する事になり、長良川河口堰への反対運動も強かったことが強固な反対運動を支える原動力となっていたようである。この様な経緯で中止になったダム事業は1972年(昭和47年)に白紙撤回された「沼田ダム」(利根川)や1996年(平成8年)に計画が事実上中止となった「細川内ダム」(那賀川)等がある。
[編集] その他
美濃市蕨生地区では毎年5月(6月)頃に地域の子供たちにより「地蔵流し」という行事が行われる。これは地蔵の絵のかかれた和紙を流し水難防止を願うもの。