松平忠国 (武蔵国忍藩主)
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松平 忠国（まつだいら ただくに、1815年10月19日（文化12年9月17日） － 1868年8月27日（慶応4年7月10日））は、江戸時代後期・末期の大名。武蔵国忍藩第3代藩主。奥平松平家11代。
伊勢国桑名藩主・松平忠翼の五男。松平忠堯と松平忠彦の弟。正室は奥平昌猷の娘。子は養子の松平忠毅、松平忠誠。
幼名は匡丸。官位は従四位下、侍従、駿河守、のち下総守。天保12年（1841年）、兄・忠彦の後を継いで藩主となった。天保13年（1842年）には房総半島沿岸の警備、嘉永6年（1853年）には品川台場の警備を務めている。文久3年（1863年）、養嗣子の松平忠誠に家督を譲って隠居したが、実権はなおも握り続けた。慶応4年（1868年）の鳥羽・伏見の戦い後、親藩だったということもあって藩内では幕府に与して抗戦するか、新政府に恭順するかで二分に分裂したが、忠国は病身を押して藩論を一つにまとめたうえで、新政府軍に恭順を誓った。その後、54歳で死去している。墓所は埼玉県行田市埼玉の臨済宗妙心寺派海東山・天祥寺。（昭和47年11月9日・市指定文化財）
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