東濃鉄道・東美鉄道
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東濃鉄道（とうのうてつどう）は、岐阜県多治見市の新多治見駅（現多治見駅の北側に存在した）から可児市（当時は可児郡広見村→のちに広見町）の広見駅（のちの広見駅＝現可児駅とは場所が異なる）を経由して可児郡御嵩町の御嵩駅（現御嵩口駅）を結んでいた鉄道会社。名前は現在の東濃鉄道（かつて鉄道事業を行っていたバス会社）と同一であるが、一切の関連性は無い。
東美鉄道（とうみてつどう）は、上記東濃鉄道より広見駅～御嵩駅間の路線を譲り受けて運行していた鉄道会社。のちに名古屋鉄道に合併され、広見線の一部及び八百津線となった。
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[編集] 歴史
東濃鉄道は軌間768mmの軽便鉄道で、1918年に新多治見～広見間が開通。 広見駅は現在の場所より東にあった。1920年には広見～御嵩間が延伸される。
その後、国の多治見と美濃太田間を結ぶ鉄道計画に重なるため、新多治見～広見間が1926年に国有化され国鉄（現JR東海）太多線となった。広見～御嵩間は新たに設立された東美鉄道に譲渡され、のちに現在の名鉄広見線の一部となった。
[編集] 東濃鉄道
- 1918年（大正7年）12月28日 新多治見～広見間が開業（軌間768mm）。新多治見駅、小泉停留場、姫停留場、広見駅開業。
- 1919年（大正8年）5月13日 大藪口停留場開業。
- 1919年（大正8年）9月13日 小泉停留場を駅に格上げ（認可日）。
- 1920年（大正9年）2月15日 根本停留場開業。
- 1920年（大正9年）8月21日 広見～御嵩（現在の御嵩口）間を開業。
- 1921年（大正10年）12月11日 大藪口停留場を駅に格上げ。
- 1926年（大正15年）9月24日 東美鉄道へ広見～御嵩（現在の御嵩口）間を譲渡。
- 1926年（大正15年）9月25日 新多治見～広見間が国有化され、国鉄太多線となる。
[編集] 東美鉄道
- 1926年（大正15年）9月24日 東濃鉄道より広見～御嵩（現在の御嵩口）間の譲渡を受ける。
- 1928年（昭和3年）10月1日 全線を1067mm軌間に改軌。国鉄広見（現在の可児）駅の移転に伴い、広見～伏見口（現在の明智）間の線路を移設。広見～伏見口間に前波駅、伏見口～御嵩（現在の御嵩口）間に顔戸駅開業。
- 1928年（昭和3年）12月7日 前波～伏見口間に学校前駅開業。
- 1929年（昭和4年）1月22日 広見～御嵩（現在の御嵩口）間を電化。名鉄今渡線が広見線に改称し、広見駅に乗り入れ。
- 1930年（昭和5年）2月16日 国鉄広見駅の共同使用をやめ、名古屋鉄道と共に新広見駅として独立。
- 1930年（昭和5年）4月30日 伏見口～兼山間が開業。
- 1930年（昭和5年）10月1日 兼山～八百津間が開業。
- 1943年（昭和18年）3月1日 名古屋鉄道に合併され、東美線となる。
- 1948年（昭和23年）5月16日 名古屋鉄道 東美線の新広見～御嵩（現在の御嵩口）間を広見線に編入。伏見口～八百津間は八百津線となる。
