旭日大綬章
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旭日大綬章(きょくじつだいじゅしょう、Grand Cordon of the Order of the Rising Sun)は日本国の勲章の一つ。1875年(明治8年)4月10日に「賞牌従軍牌ヲ定ム(現件名・勲章制定ノ件)」(明治8年太政官布告第54号)により制定された(2003年(平成15年)11月3日改正)。これが現在の旭日章の基になったもので、日本で最初の勲章である。勲章のデザインは、日章を中心に八角の光線(旭光)を二重に配したもの。鈕(ちゅう)には桐の花葉を用いている。綬は、織地白色、双線紅色。旭日大綬章は旭日章の最高位で、2003年(平成15年)11月2日以前の勲一等旭日大綬章に相当する。他の旭日章との意匠の違いは、大綬章のみが二重の旭日、他の章は一重になっている事。
受章資格は叙勲の基本である“年齢70歳以上”に加えて、“社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者”であって国務大臣、国会議員、地方公共団体首長、各種団体役員、企業経営者等の経験があること。
[編集] 主な受章者
※年月日は受章日。肩書きは主なものを記載(受章後に就任した役職は除く)。
- 林寛子(扇千景)(国土交通大臣) 2003年(平成15年)11月3日
- 池田行彦(外務大臣) 2004年(平成16年)1月28日
- 河合伸一(最高裁判所判事) 2004年(平成16年)4月29日
- 千種秀夫(最高裁判所判事) 2004年(平成16年)4月29日
- 平松守彦 (大分県知事) 2004年(平成16年)4月29日
- 室伏稔(伊藤忠商事会長) 2004年(平成16年)4月29日
- 明石康(国際連合事務次長) 2004年(平成16年)11月3日
- 井嶋一友(最高裁判所判事) 2004年(平成16年)11月3日
- 大国昌彦(王子製紙会長) 2004年(平成16年)11月3日
- 大出峻郎(最高裁判所判事) 2004年(平成16年)11月3日
- 武村正義(大蔵大臣) 2004年(平成16年)11月3日
- 土井定包(大和証券会長) 2004年(平成16年)11月3日
- 長尾立子(法務大臣) 2004年(平成16年)11月3日
- 奥田昌道(最高裁判所判事) 2005年(平成17年)4月29日
- 芦田甚之助(日本労働組合総連合会会長) 2005年(平成17年)11月3日
- 深沢武久(最高裁判所判事) 2005年(平成17年)11月3日
- 藤井正雄(最高裁判所判事) 2005年(平成17年)11月3日
- 槙原稔(三菱商事会長) 2005年(平成17年)11月3日
- 松野頼三(農林大臣) 2006年(平成18年)5月10日
- ヘンリー・マッキンネル(ファイザー社会長) 2006年(平成18年)11月7日
- ファン・ヴァン・カイ(元ベトナム社会主義共和国首相) 2006年(平成18年)11月
- 小野清子(国家公安委員長/ローマ五輪、東京五輪日本代表選手) 2008年(平成20年)4月29日
- 石井道子(環境庁長官) 2008年(平成20年)4月29日